間際のお知らせで恐縮ですが、来週の金曜日に立教大学でジゼル・サピロ先生の講演会がありますので、お知らせいたします。たくさんの方のご来場をお待ちしております。
公開講演会
「世界文学の視点から見た著者の問題」
La construction sociale de l'auctorialité
dans le champ littéraire transnational
(フランス語・入場無料・通訳あり)
日時:2017 年9 月29 日(金)18:30〜20:00
場所:立教大学池袋キャンパス 5209 教室
主催:立教大学 文学部文学科仏文専修
問い合わせ先:立教大学 文学部文学科仏文専修
澤田直 naosawada@rikkyo.ac.jp
017年09月30日(土)
講演会「グローバル化における人文社会科学の翻訳:条件と障害」
ディスカッサントは石田英敬先生(東京大学)
ピエール・ブルデューが指摘したように、思想の国際的流通は、一連の社会的要因と仲介者の力に左右される。人文社会科学書の翻訳は、そこでどのようなメカニズムが働いているかを観察する格好の場となっている。いかなる要因が有利に作用し、あるいは障害となるのか。一冊の本が翻訳される機会を得るまでには、諸言語と諸文化の間の力関係、作者の象徴資本と属性(ジャンル、学術的地位、社会関係資本)、作品の特性(内容、文体、長さ)、出版社の象徴資本、ネットワークと資金などの要因が作用する。このモデルは、フランスがアメリカに優位性を奪われたグローバル化の時代における、フランス語と他言語の間の翻訳の流れの量的および質的分析に基づいている。この問題を考えるにあたっては、特にブルデュー、デリダ、ドゥルーズ、シクスー、ピケティを例として取り上げる。
【司会】坂井セシル(日仏会館・日本研究センター)
【主催】日仏会館フランス事務所
【協力】フランス国立社会科学高等研究院、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
ジゼル・サピロ
社会学者。フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)研究主 任。
日本語で読める書籍に『文学社会学とはなにか』(鈴木智 之・松下優一訳、世界思想社)、論文に「20 世紀フランスにおけるアンガジュマン・モデル」(石崎晴己・立花英裕編『21世紀の知識人 フランス、東アジア、そして世界』、藤原書店)などがある。
2017年9月 27日(水)15 時より 18時
京都大学人文科学研究所 本館1階 セミナー室 1
Institut des Recherches en Sciences humaines
Université de Kyoto, Salle de séminaire 1
市バス「京大農学部前」下車
http://www.zinbun.kyoto
-u.ac.jp/zinbun/access/access.htm
使用言語:フランス語・通訳あり
問い合わせ先:藤井俊之 fjit
@zinbun.kyoto
-u.ac.jp