西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『ジョルジュ・サンド 愛の食卓:19世紀ロマン派作家の軌跡 』

2019年03月13日 | 覚え書き

2018/12/8

アトラン さやか (著)
‎ 現代書館 (2018/12/8)

「コンフィチュール(ジャム)は自分の手で作らないといけないし、その間少しでも目を離してはいけません。それは、1冊の本を作るのと同じくらいの重大事なのです」
ショパンやミュッセなど多くの芸術家との恋愛、初期フェミニストとして著名な19世紀フランスの女性作家、ジョルジュ・サンド(1804-1876)。 女性の権利・自由から政治についてまで、尽きることのないエネルギーで数多くの作品を残した。そして、同じくらいの情熱で愛していたのは「食」。
現代のジェンダー、環境問題などに気づきを与えてくれる彼女の言葉や思想を「食」という切り口で紹介する、まったく新しいサンドの評伝。

サンドの作品の食風景を現代の生活に合わせたレシピで紹介!
・アプリコットのコンフィチュール
・シナモンシュガーのニョッキ
・洋ナシのクラフティー
・チキンロースト
・ザリガニのオムレツ
・ウズラのロースト
・シェーヴルのサラダ
・アスパラガスのオランダ風ソース添え

【目次】
第一章 ジョルジュ・サンドに会いに
パリの屋根裏部屋で
ノアンでの幼少期から結婚
パリでの文壇デビューまで

第二章 ノアンの食卓
ノアンの食卓~小説の中の食風景
サンドとパリの食卓

第三章 恋人達、友人達
学生 ステファーヌ・アジャソン・ド・グランサーニュ
夫 カジミール・デュドヴァン
検事代理 オレリアン・ド・セーズ
小説家志望 ジュール・サンドー
女優 マリ・ドルヴァル
詩人 アルフレッド・ド・ミュッセ
弁護士 ミシェル・ド・ブールジュ
音楽家 フレデリック・ショパン
彫版家 アレクサンドル・マンソー

コラム:サンドの魅力

第四章 ママンは総合芸術家
サンドと家事、または暮らしの達人
母として
作家として
芸術への愛
自然への愛
人類の一員として

インタビュー:キャロリーヌ・ローブ(歌手、俳優、フェミニスト)

サンドをめぐるパリの旅(写真付きサンド巡礼マップ)

インタビュー:ジェローム・ファリグル(ロマン派美術館館長)


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