生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年09月12日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
奈良の観光を楽しむ中で、興福寺の存在は大きいのですが、ボルジア家の歴史も光と陰を内在させているように、興福寺も芸能の発達と油座をはじめとする日本の経済基盤強化の歴史にも大きな歴史を残しつつ中世紀の大和経済ばかりでなく鎌倉幕府を上手に利用して、その勢力を伸ばしています。お能の世界でも興福寺は円満井座(金春流)を育てたりしています。お寺を訪問する前に色々調べていきますと、私の心はとても豊かに楽しくなり、幸せを感じます。法隆寺の歴史も不可解なものが沢山あり、また興福寺の歴史は膨大すぎて、どこから手をつけたらいいか、迷いますが、面倒な方は一度、ぶらりと興福寺を訪問しあちこと散策する内に五感と体感がぞーっとする部分があったり、優雅な香りとともに幸福感を感じたりする微妙な瞬間があります。その五感と体感で感じた辺りをぐるりと見渡し、そして建物や仏像の歴史を勉強するのです。心当たりが出てきます。フランスのシャルトル大聖堂を訪問した後、或本を買いました。彫刻の歴史は建物の由来、地下聖堂の意味、不思議な地下の風景の説明を知るにつけ、訪問する人間が感じるサムシングには何か、意味があるようです。ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱)が神社仏閣訪問で何故、幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)に変化するのか、何故、毎年、数千万の人々が神社仏閣を繰り返し訪問するのか、その研究が宗教心理学という学問になりました。宗教心理学の視点と奈良・京都の関連の話が今後、どう展開するか、楽しみにしていて下さい。
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