生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年09月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
初代神武天皇からの126代目の今上天皇の内、女帝が8人おられます。邪馬台国の卑弥呼と台与を入れると10名ということになります。あなたは女帝はお好きですか?私は日本の歴史に8名の女帝がおられるので解釈が豊かになりとても楽しくてたまりません。さて明日香を舞台に毒殺、陰謀が飛び交う時代になりますが、私達の勉強仲間では持統天皇のケースレポートを書く課題があり、日本人のアイデンティティを思索するにはこの女帝を調べないと現代の日本人の悩みを上手に解決出来ない領域があるのです。古事記、日本書紀、万葉集はこの女帝の頃ですが、勉強するほど、この女帝は面白い意味を日本歴史に与えているのです。火葬にされた最初の天皇でもあり、壬申の乱に夫・天武天皇にぴたりと寄り添い吉野の山中を巡り、まるで妻というよりは政治の同志、戦いの同志のような鉄の女振りなのです。現代にまで、天武天皇・持統天皇の御陵があり、そこを尋ねますと何かを感じます。ご存じのように天皇の御陵は江戸幕府が慌てて治定しているので、学者は本物の御陵は殆どない、とまで断言している中で、この天武天皇・持統天皇の御陵は本物ですので、そこに立つと何かを感じます。昔、イギリスの大学研究室にいた頃、アフリカの原始宗教の研究をするオックスフォード大学の学者が、どのようにして資料のない原始宗教を研究するのか、その手法が興味津々でしたが、基本研究の姿勢はさすがでした。現代に生きていて、かつ、日々の生活に影響を与える現地アフリカの人々の考え方に注目し、伝説と習慣を大事にしつつ、精神文化に迫るのです。それに比べれば日本の古代の研究はまだまだ恵まれています。各地の風土記もあり、真実云々と言う問題もありますが、古事記、日本書紀、万葉集があるのです。素晴らしい国です。こうして私達は日本人のアイデンティティに迫り、日本人の生き甲斐を研究しています。現代に生きる皆さま方の悩み、不安感をいとも簡単に解決する手法の一つが、この日本人のアイデンティティとは何か、を思索する事なのです。
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