生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年09月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
歴史上の解釈は、どうか皆さまが自由に楽しんで下さいませ。私が何故、持統天皇に心が癒されたのかを意識化してみます。女性は豊饒の源、命の母でもあり、私は母の愛情に今、どれだけ心から感謝しているか言葉になりません。もちろん冷静な父にも感謝していますが、ここでは持統天皇について思索をしているのでマザコンかなあ、等と考えないで下さい。持統天皇は夫が死ぬと藤原不比等に操られたかのような言動もありますが、この二人の間には古代の、縄文時代のやまとびと、と百済からの帰化人でもある藤原氏の戦いがあります。藤原不比等は大化の改新の時、成功した中臣鎌足の子供なので、壬申の乱の時は姿を隠していたわけですが、何故か、天武天皇に大事にされている所が不思議な歴史です。蘇我氏でもある持統天皇、その蘇我氏の敵である藤原不比等、この微妙な関係を考えながら平安時代に突入していかないと歴史は面白くありません。源氏物語、平家物語、いずれもこの持統天皇と藤原不比等の力のバランスを楽しまないと歴史に深い味わいが出てきないのです。さて持統天皇は混乱を正した女帝です。何故だと思いますか?後に続く元明天皇、聖武天皇、孝謙天皇、道鏡の話、東大寺の誕生、宇佐神宮との複雑な歴史、そんな絡み合いの中で占める持統天皇の存在は何とも大きな存在です。こうして女帝は日本の歴史の混乱をすーっと現れては消えていきますが、何とも大きな女帝の存在を現代でも考えておいたほうが良さそうです。女性と母性は戦争を好む男性に警告を与える点があり、やまとの歴史を思索する時は是非、女帝の和歌も併読しつつ思索を楽しみましょう。

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