生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年09月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
中臣鎌足はもともとは百済の皇子様で日本に亡命してきている人、という噂も楽しいお話・伝説の一つですが、縄文時代から在来の人々を追いやって滅ぼし、その上に権力を樹立し、日本をを支配していく藤原氏の歴史上の事実は誰も否定できません。一人の人間が一つの志をたて、その機会をうかがうのは人間の自由ですし、その結果が人類の歴史ですので、談山神社のお話は目くじらを立てないで楽しみましょう。或一人の男が機会を狙っています。当時の有力な人に目をつけていて、その人に近づきたいのです。法興寺での蹴鞠の席で、この機会が到来します。中大兄皇子が蹴鞠で靴をすっとばします、それを鎌足がひろい皇子にささげ、これを契機に仲良くなっていき大化の改新が起きるのですが、その秘密の計画を練ったと言われている場所が多武峰(とうのみね)の談山神社でした。歴史を変える密談の場所というわけです。密談をする場所の選定を誤ると逮捕されたり殺戮されますので密談の場所を選定する知恵も、その人が生き残る知恵の一つというわけです。こうして、藤原氏の1000年にわたる政治力がうまれた次第。藤原氏のエネルギーと知恵は、どうも縄文時代から住む人々とは相当違っていたようです。しかし、混合して生まれてきた現代の日本のアイデンティティはこうした歴史から生まれてきているのです。
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