鶴岡市

大学時代にクラスやサークルでの自己紹介で、当時大ブレイクしたNHKのテレビドラマを例に挙げて『おしんで有名な山形県の鶴岡市出身です』と言うと結構うけました。更にライブでのバンドのメンバー紹介でやったら大爆笑でした。

働き出して、全国各地の家具屋さんや、異業種の方と接する様になり、なかなか鶴岡の事を説明できない時期がありました。『山形ならさくらんぼね』とよく言われましたが、それは天童や村山地域だし、、、その後中山美穂さんがビールのCMでだだちゃ豆を宣伝してくれたお陰で、『だだちゃ豆が収穫できる所です』と言うとわかっていただける様になりました。

９年前に、研修で浜松に行った時は『鶴岡も変な事で有名になりましたね』と言われました。当選挙区選出の代議士、加藤の乱真っ最中の時でした。

地元の良いトコロは一旦外に出ないとわからないのかもしれません。最近は『ミシュランジャパンで羽黒山が星をいただいたんです』とか『建物は小さいのですが、くらげに特化した、くらげでは世界一の水族館があります』『手付かずの自然を利用した映画ロケ施設があります』と言える様になりました。奥田シェフが唱える地産地消の素晴らしい食材の宝庫でもあります。（東京在住の鶴岡出身の友人も鶴岡の食のレベルの高さを語っていました）

１０年以上前に、地域振興のコンサルタントを鶴岡によんでパネルディスカッションをした事があったそうです。当時の市長が空港から市内に入るまでの見渡す限りの田園風景を『素晴らしいでしょ』と言ったところ『こんなのどこにでもある』と一蹴されたそうです。更に城下町を名乗る鶴岡を『別に城がある訳でも無いし、城下町のたたずまいも感じられないし』と勢ったそうです。まぁ城がちゃんと残ってる都市や、金沢や倉敷の様な城下町風情が残っている所はコンサルタント呼ぶ必要も無いのですが。鶴岡のいいところを上手く説明できなかった頃の私レベルです。

誰でも郷里を愛する気持ちは同じだと思いますが、歳のせいでしょうか、以前より鶴岡に対する思いは強くなったと思います。今週は少しだけ鶴岡について感じた事を書きたいと思います。

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