廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

新スタジアムへの道(8)

2024-01-26 22:22:22 | Weblog
 『サッカー場建設協議会』

 今回は2012年ですね、その前の2011年に広島市長に当選した松井氏は選挙での公約通り就任後すぐ市民球場跡地利用の再検討委員会を始めたが何度も話し合いを重ね、公園とイベント広場案を優勢としながら確定せず、街中の商店主さん達の推すサッカー場案を否定し切れないまま終わりました。 商店主さん達から見れば商売の行方に直結する問題なので譲れないのも当然ですが。

 市民球場跡地再利用問題に答えが出ないまま、今度はサッカー場建設協議会が行われる事になりました。 少なくともサッカー場を建設する前提で話が出来ると私も期待したのですが... 今回も傍聴に行って詳細を記録しネットで発信された方々の記事を拝見すると驚いたのは候補の中に広域公園第一球技場を改修して使う、が入っており今回は当事者なので委員として出席出来たサンフレッチェ側も必死の反論する事になったと。



 広域公園第一球技場はよくある陸上競技場とセットで造られるラグビー用の小さな球技場で、C大阪は長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)の近くに在った小さなラグビー場を大改修して後のキンチョウスタジアム(更に改修して今はヨドコウ桜スタジアム)になったのですが、あれは長居がJRと地下鉄の駅も近い便利な場所だったから。 広域公園第一球技場ではアクセス難の問題に何の解決にもならないとサンフレッチェ側が怒るのは当然かと。 やはり広島市の本音は広域公園に...



 去年の末、初めてレジーナの試合で広域公園第一球技場を訪れたのですが、まともな客席は収容2000人程のメインスタンドしか無く、両ゴール裏とバックスタンドは幅2メートル程の斜面の芝生席しか無く、しかもバックスタンドの裏側には通路一本くらいの間隔ですぐ第二球技場が迫っており。 上の写真の左側が第二球技場で、右側が第一球技場ですが、これをJ1会場基準(1万5千人以上、客席屋根付きなど)に改修しようとすれば普通に新規でスタジアム建てた方が早いでしょう。 実際にマツダスタジアムも初期費用90億円でしたし。

 今回は市民球場跡地利用再検討委員会と違ってサンフレッチェ側も委員として参加出来たので当時のクラブ社長だった小谷野さんと県サッカー協会の人も委員会では決まったばかりのJリーグクラブライセンス制度の事や、アクセス難からシャトルバス運行に臨時駐車場を用意する費用が経営を圧迫する上にシャトルバスやアストラムラインの運賃が高いので、その分はチケット代を安く抑える事によってサポーター離れを防ごうとしているが、そのしわ寄せは給料を抑えられる選手側に行ってユース出身の生え抜き選手でさえも契約切れの移籍金無しで次々と移籍してしまう要因にもなったのでは。 委員会でのサンフレッチェ側の訴えも新聞はまともに取り上げず、傍聴された方のSNSで知る事に...



 スタジアムが完成した今となっては、中央公園北側広場を住宅地が近いと早々と候補から外した事にも疑問ですね。 市民球場跡地がそこまで都合が悪いのなら、そっちこそ候補から外して中央公園と他の候補で議論していれば完成は何年も早かった筈で。 アストラム延伸の為にサンフレッチェを広域公園から動かしたく無い向きもあったのでしょう、協議会がビッグアーチ(現エディオンスタジアム)内で行われた時は地元住民らしき?人が横断幕を掲げ移転反対運動みたいな事や、安佐南区役所の職員さん達にサンフレッチェのユニフォームを着せて仕事させ、それが中国新聞に紹介される印象操作的な事も。 広域公園への残留に対してはサンフレッチ側も絶対無理、の姿勢を変えるのは無理と判断したのか、今度は候補の中から宇品みなと公園への建設案を異様なまでにごり押しして来る流れに...


ネット限定記事の謎

 先日、ネット上に「目立つ全国ツアーの”広島飛ばし” ライブが来ない」なる中国新聞デジタルによる記事が出て色々な意見が飛び交っていました。 珍しく全文が読める様になっているの......

 エディオンピースウイングで迎える新シーズンに備えてのサンフレッチェ宮崎キャンプも終わりが近付き...では無く二次キャンプも宮崎だそうです。 去年はトルコから宮崎でしたが今年はプレシーズンマッチもあって時間が無いと言う事ですね。 それと同時に冬でも温暖で天然芝のグラウンドを使わせて貰える場所もあまり無いのでしょうし。

 
コメント
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