小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

スポーツは始めの動作だけが大切

2010-01-19 19:12:02 | 武道・スポーツ
スポーツは始めの動作だけが大切。
これは全てのスポーツに言えることではないが、瞬発力のスポーツでは、最初の動作だけが大切なのである。なので練習、というか、考えるべき事は、最初の動作だけでいいのである。これが当てはまるのは、転回運動、スキーなどである。転回運動の、たとえば前方宙返りでは、踏み切りの時の動作が正確であるという事だけが大切なのである。踏み切りの時の動作が上手くいけば、空中での抱え込み、や、着地の動作などは、体を守るために、意識しなくてもかってに行なわれる。スキーもエッジの切り替えの動作が正しければ、その後の回転やターンの後半のエッジングなどは、考えなくてもかってに自然に行なわれる。ただ、これは全てのスポーツで言える事ではない。テニスでは、色々な要素が必要であり、ただ単にテークバックだけ早くすればいい、というものではない。水泳もそうである。おおそよ、瞬発力ではない、ある程度、時間のゆったりしたスポーツでは、最初の動作だけでよければいい、というものではない。それでも、やはり、ゆったりしたスポーツでも、最初の動作が大切という傾向はある。

一つのスポーツは同じ原理。
なので、たとえば水泳で背泳ぎを身につけたいと思ったら、背泳ぎの練習をしなくてはならない、とは必ずしも言えない。クロールで、首、や、体の固定が身について、クロールが上手くなると、それは水泳における正しい体の筋肉の引き締めが身につくから、そうなると、水泳というものが一気に上達するから、背泳ぎ、の練習などしなくても、背泳ぎが出来るようになるのである。ただ、これは転回運動では言えない。前方宙返りが、いくら出来ても、バク宙は出来ない。バク宙は、バク宙独自の前方宙返りとは違う、運動要素が必要だからだ。ただバク宙の場合も、瞬発力のスポーツでは、最初の踏み切りの動作だけが大切なのである。

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