北朝鮮が延坪島に砲撃してきた。一体、北朝鮮は何を考えているのやら。もし軍の単独行動なら、北挑戦は世界に、軍のかってな行動だと声明するはずだ。そして行動した兵士達を処罰するはずだ。それをしないというのは、やはり北朝鮮の首脳の命令だからだろう。それにしても、同胞民族が敵対するという心理は一体、どのようなものなのか。外交というものは、個人の人間関係の相似性で考えられる。いわば、敵対関係にある兄弟の争いといえる。全く血のつながりのない赤の他人なら、徹底的な喧嘩になりうる。しかし兄弟喧嘩では、殺し合うことまでは出来ない。北朝鮮はそういう心理につけ込んでいるのではなかろうか。
1950年に起こった朝鮮戦争は、赤化を後押しするソ連と、赤化を阻止しようとするアメリカの冷戦の犠牲である。ただ日本は、この朝鮮戦争による特需景気が戦後の復興に非常に有利な出来事になったのは事実である。
ドイツも第一次世界大戦で負けて、屈辱的なベルサイユ条約によるガタガタな経済を、ナチスが軍需産業によって立て直そうとした。
しかし、たとえソ連が崩壊し、ベルリンの壁が壊れたからといって、赤化ということがこの世からなくなることはない。独裁政治の国では政界と財界が結びついて甘い汁を吸っているかぎり、赤化の危険は絶えずある。赤化というよりも革命だが、革命では革命を成功させた指導者が、その場で新しい国のトップになりやすい。まあ、国民の民意で選ばれたのだから民主主義的といえるが、議会制民主主義の政治制度をしっかり作らないと、新元首が、今度は独裁者になりかねない。人類の歴史はこの繰り返しである。
1950年に起こった朝鮮戦争は、赤化を後押しするソ連と、赤化を阻止しようとするアメリカの冷戦の犠牲である。ただ日本は、この朝鮮戦争による特需景気が戦後の復興に非常に有利な出来事になったのは事実である。
ドイツも第一次世界大戦で負けて、屈辱的なベルサイユ条約によるガタガタな経済を、ナチスが軍需産業によって立て直そうとした。
しかし、たとえソ連が崩壊し、ベルリンの壁が壊れたからといって、赤化ということがこの世からなくなることはない。独裁政治の国では政界と財界が結びついて甘い汁を吸っているかぎり、赤化の危険は絶えずある。赤化というよりも革命だが、革命では革命を成功させた指導者が、その場で新しい国のトップになりやすい。まあ、国民の民意で選ばれたのだから民主主義的といえるが、議会制民主主義の政治制度をしっかり作らないと、新元首が、今度は独裁者になりかねない。人類の歴史はこの繰り返しである。