小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

発勁

2015-04-04 21:11:56 | 武道・スポーツ
発勁、とは、中国拳法の力の出し方である。

実戦カンフーの具一寿氏が、さかんに、空手の力の出し方と、カンフーの発勁の違いを主張している。

ブルース・リーも、ハリウッドの、スクリーンテストで、空手のパンチと、カンフーのパンチの違いを説明している。

ブルース・リーによると、空手のパンチは、鉄の棒を振り下ろすように、バーンと叩くような、パンチだが、カンフーのパンチは、鉄球にチェーンを、つけて、鎖鎌のようにブンブン、振り回し、相手に当てるパンチで、敵の内臓にダメージを与える、パンチであると、言っている。

この、発勁なるものは、私には、わからない。

空手は、見た目で、技術のレベルが、わかるが、中国拳法は、太極拳にしろ、見た目では、達人なのか、素人なのか、わからない。

ちなみに、日本でも、日野晃という武術家が、人体の外部ではなく、貫通するパンチ、キックというものを、演じている。

あれは、発勁と同じ原理なのでは、ないかと思う。

ちなみに、空手家の、南郷継正氏は、武術や運動に、考察が深いが、中国拳法の発勁、に関しては、理解できないので、否定的なことを言っている。

私は、自分に理解できないことは、否定しない主義なので、否定しない。

どんなものなのかは、わからないが、私は、カンフーや発勁には、興味がない。

それは、私にとって、必要なものではないからである。

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