かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  38

2020-07-15 16:57:28 | 短歌の鑑賞
     ブログ版  清見糺研究     百年の恋&たのしみは 
                       かりん鎌倉支部     


38 たのしみは書架に寝かせて忘れいし本を見つけて立ちて読むとき
           「かりん」95年3月号

 誰にでもあるちょっとした機微。「忘れいし」と過去の助動詞をきちんと使う一方、「寝かせて」「立ちて」の対比が微笑を誘う。


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