山口新聞「俳壇」4月

2016-05-03 16:46:59 | 空見屋の飛んで575
花吹雪千里を往けば福耳に 青萄 (選者/杉山久子) 幻想性のある不思議な句です。花吹雪の映像を頭に思い浮かべていると、「千里」という言葉。実際の距離というよりは遥かな道のりということだと解釈。ここで花吹雪に疾走感が加わってくる。重なりゆく花びらの光をくぐり抜けると同時に、柔らかな転生を遂げたのかもしれません。 *心酔する俳人の杉山久子氏に、「不思議」とか . . . 本文を読む
コメント (3)