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植木國夫/松明あかしばさと崩れて闇揺する

2019-01-30 13:02:51 | インナーポエット
  「松明あかし」は福島県須賀川に420年前から続いている火祭で、このたび改訂された角川の『俳句歳時記』に季語として採用された。日本三大火祭の一つとも言われ、巨大な松明三十本が市内を練り歩いたのち点火される。伊達氏に降伏を迫られた二階堂氏の家臣や領民が松明を持って山に集まったことに発祥し、のちに滅ぼされた二階堂郎党の霊を弔うため続いたとのことだから、盆火と同じ死者追悼である。  「伊達の墨塗 . . . 本文を読む