上林白草居/冬晴のプール四角に空うつす
本宮鼎三/わさび田を出て冬麗の水となる
冬晴れの宿木という無重力/青萄
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チュウサギ
冬蝶となる老犬の眠りかな 須藤 結 蝶については今度刊行する『鑑賞 季語の時空』でも、触れているが、日本の詩歌によく登場するのは俳諧の時代になってからである。万葉集には詠われていない。 詠われるようになっても現実の蝶より『荘子』「斉物論」の「 . . . 本文を読む