団扇ほども大きい芙蓉
山岡さんといえば、かつて『徹子の部屋』で面白いことを言っていたのを思い出します。
黒柳徹子さんによれば、野際陽子さん、山岡久乃さん、徹子さん他のお仲間などで、年をとったらみんなで一緒に暮らそうか。。なんて話していたという(むろん冗談の範囲なのだが)今で言う「グループホーム」の感覚でしょうか。
毎日それぞれが得意な芸を披露して皆を楽しませ、飽きのこないように暮らすのですね。山岡さんはシッカリ者だから、ホームの運営などを取り仕切ってもらう。徹子さんは、特に芸がないから「座持ち」をガンバルのがいいだろうとか(笑)
みんな独り者で気心の知れた仲間たち、そんな風に毎日大笑いしながら老後を楽しみたいね~、という”夢物語構想”だった。ありえない”夢物語”だから、奇想天外な可笑しい事ばかり言い合って、どこまでも楽しめるようなお話でした。
しかし、誰もがみんな知っている。彼女らに無為の老後などはなく、おそらく最後まで仕事をしながら走り続けて、ある日ふと気がついた時に天国に行くのだろう、と。
山岡さんは、『渡る世間は鬼ばかり』に出演されていた時に突然の病魔に倒れ、番組や決まっていた舞台を降板された。気丈な彼女は「今まではね、役者にはシナリオがあって演技してきたけれど、さぁ、これからがシナリオのない私自身の演技が始まるのよ。女優の腕の見せどころね」などと、山岡さんらしい想いを周囲に語ったという。
宇野重吉さんが、死の床にいながら自らの気力だけで、点滴を打ちながらの旅公演を続けられた時、「なぁにね、病院のベッドで寝ていたって、移動中の車や楽屋で寝ていたって、僕には同じことなんだよ」と仰ったこと、何か共通のものがあり思い出されます。これが「鬼神をも退けるほどの役者魂」というものでしょうか。
強い”気力”が、人間にとっていかに大事なものなのかに気付かされます。
* * * * *
。。。ところで私生活はどんな感じですか
山岡)もうご覧のとおり、朝から夜の10時、11時までスタジオ入りです。木曜と金曜の2日間はここ(TBS)。前日の夜は稽古だし、結局このTV番組のスケジュールによって、私の全行動が決まってきます。
お芝居を見に行ったり、少しお洒落したり、友だちと会ったりするのも、まず番組のスケジュールの合間を縫っての時間泥棒。仕事がご亭主みたいなもんだわネェ(笑)
。。。相手役の水前寺さんとの息がピッタリですね。雑談などは・・
山岡)時々ね。でも、あの人は(売れっ子で)忙しい人だから~。現場で「元気?」とか、足が痛い~とか頭が痛いの~なんて言うくらいです。プライベートでは話しているヒマがないんですね。
。。。演劇は素質?
山岡)素質ね。器量もそうだけれど、リズム感・美的感覚・文学性もそうだし、ひとりの人間を演ずるわけだから、いろんな物を持っていなくてはいけないの。歌い手さんって、カンがいいのね。音感がいい、リズム感がいい。
。。。お若い頃などはどんな役柄が多かったですか
山岡)私はわりにキツイ顔をしていてパキパキ物を言ったから、”悪女”役が多かった。正妻さんとお妾さんなら、ほとんど正妻の役かな。キチッとしていて教養もございます、みたいなの。
。。。成島東一郎さんの『青幻記ー遠い日の母は美しくー』(試写)にも出ていらっしゃいました
山岡)ええ、ちょっとね。あんな感じもそう、こわいお母さん。それと、ヒトクセあるような女とか、ただし色っぽい方じゃなくて。
だから『肝っ玉かあさん』(京塚昌子さん主演)で、初めて私の役柄が変わったの。作家の平岩弓枝先生や私にキャスティングしてくれた石井ふく子プロデューサー、演出家の方々には感謝しています。その方たちが山岡久乃にやらせてみようか、と思われなければ私のパターンは破れなかったでしょう。
この忙しい中で、一つのパターンを持っている役者を、ちょっと変えて使ってみようかなんていう「愛情」は普通はね、なかなか持っていただけないものなんですよ。
。。。最後になりますが、仕事と生活についてお願いします
山岡)私にとって仕事は、一生懸命やります!とか頑張ってやります!というものじゃなくて、「それで生きてる」というものなのです。
だからたとえばある日突然、交通事故にあって手足が利かなくなったとしましょうか。でも私という人間は、身体障害者になってもそれなりに生きがいを見つけて、何らかの形で働くと思いますね。きっと、働かずにはいられない人間なんですよ(笑)
* * * * *
与えられた40分という時間を気にしながらの、慌しくも気合いの入ったインタビューでした。次の出番があるので、終わると同時に山岡さんはスッと立って、ふた言み言パパッと手配し、サッとドアを開け、風のように去っていきました~!お見事!!
田んぼの脇では目立つ別嬪さん
私は神様の扶養?(芙蓉)家族^^
どうかお帰りにはポチッ☆とヨロシクお願いします
こちらと
こちらにも
山岡さんといえば、かつて『徹子の部屋』で面白いことを言っていたのを思い出します。
黒柳徹子さんによれば、野際陽子さん、山岡久乃さん、徹子さん他のお仲間などで、年をとったらみんなで一緒に暮らそうか。。なんて話していたという(むろん冗談の範囲なのだが)今で言う「グループホーム」の感覚でしょうか。
毎日それぞれが得意な芸を披露して皆を楽しませ、飽きのこないように暮らすのですね。山岡さんはシッカリ者だから、ホームの運営などを取り仕切ってもらう。徹子さんは、特に芸がないから「座持ち」をガンバルのがいいだろうとか(笑)
みんな独り者で気心の知れた仲間たち、そんな風に毎日大笑いしながら老後を楽しみたいね~、という”夢物語構想”だった。ありえない”夢物語”だから、奇想天外な可笑しい事ばかり言い合って、どこまでも楽しめるようなお話でした。
しかし、誰もがみんな知っている。彼女らに無為の老後などはなく、おそらく最後まで仕事をしながら走り続けて、ある日ふと気がついた時に天国に行くのだろう、と。
山岡さんは、『渡る世間は鬼ばかり』に出演されていた時に突然の病魔に倒れ、番組や決まっていた舞台を降板された。気丈な彼女は「今まではね、役者にはシナリオがあって演技してきたけれど、さぁ、これからがシナリオのない私自身の演技が始まるのよ。女優の腕の見せどころね」などと、山岡さんらしい想いを周囲に語ったという。
宇野重吉さんが、死の床にいながら自らの気力だけで、点滴を打ちながらの旅公演を続けられた時、「なぁにね、病院のベッドで寝ていたって、移動中の車や楽屋で寝ていたって、僕には同じことなんだよ」と仰ったこと、何か共通のものがあり思い出されます。これが「鬼神をも退けるほどの役者魂」というものでしょうか。
強い”気力”が、人間にとっていかに大事なものなのかに気付かされます。
* * * * *
。。。ところで私生活はどんな感じですか
山岡)もうご覧のとおり、朝から夜の10時、11時までスタジオ入りです。木曜と金曜の2日間はここ(TBS)。前日の夜は稽古だし、結局このTV番組のスケジュールによって、私の全行動が決まってきます。
お芝居を見に行ったり、少しお洒落したり、友だちと会ったりするのも、まず番組のスケジュールの合間を縫っての時間泥棒。仕事がご亭主みたいなもんだわネェ(笑)
。。。相手役の水前寺さんとの息がピッタリですね。雑談などは・・
山岡)時々ね。でも、あの人は(売れっ子で)忙しい人だから~。現場で「元気?」とか、足が痛い~とか頭が痛いの~なんて言うくらいです。プライベートでは話しているヒマがないんですね。
。。。演劇は素質?
山岡)素質ね。器量もそうだけれど、リズム感・美的感覚・文学性もそうだし、ひとりの人間を演ずるわけだから、いろんな物を持っていなくてはいけないの。歌い手さんって、カンがいいのね。音感がいい、リズム感がいい。
。。。お若い頃などはどんな役柄が多かったですか
山岡)私はわりにキツイ顔をしていてパキパキ物を言ったから、”悪女”役が多かった。正妻さんとお妾さんなら、ほとんど正妻の役かな。キチッとしていて教養もございます、みたいなの。
。。。成島東一郎さんの『青幻記ー遠い日の母は美しくー』(試写)にも出ていらっしゃいました
山岡)ええ、ちょっとね。あんな感じもそう、こわいお母さん。それと、ヒトクセあるような女とか、ただし色っぽい方じゃなくて。
だから『肝っ玉かあさん』(京塚昌子さん主演)で、初めて私の役柄が変わったの。作家の平岩弓枝先生や私にキャスティングしてくれた石井ふく子プロデューサー、演出家の方々には感謝しています。その方たちが山岡久乃にやらせてみようか、と思われなければ私のパターンは破れなかったでしょう。
この忙しい中で、一つのパターンを持っている役者を、ちょっと変えて使ってみようかなんていう「愛情」は普通はね、なかなか持っていただけないものなんですよ。
。。。最後になりますが、仕事と生活についてお願いします
山岡)私にとって仕事は、一生懸命やります!とか頑張ってやります!というものじゃなくて、「それで生きてる」というものなのです。
だからたとえばある日突然、交通事故にあって手足が利かなくなったとしましょうか。でも私という人間は、身体障害者になってもそれなりに生きがいを見つけて、何らかの形で働くと思いますね。きっと、働かずにはいられない人間なんですよ(笑)
* * * * *
与えられた40分という時間を気にしながらの、慌しくも気合いの入ったインタビューでした。次の出番があるので、終わると同時に山岡さんはスッと立って、ふた言み言パパッと手配し、サッとドアを開け、風のように去っていきました~!お見事!!
田んぼの脇では目立つ別嬪さん
私は神様の扶養?(芙蓉)家族^^
どうかお帰りにはポチッ☆とヨロシクお願いします
こちらと
こちらにも
今芙蓉の花が真っ盛り!
何処へ行っても芙蓉の花が迎えてくれます。
ピンクの色が何とも言えません。
大きな蕾がたくさん付いて、つぎの出番を待っているみたいです。
かずこさんが仰っていたでしょう。直径20センチ以上の大きな芙蓉のこと。これもそうだったんです~。初めてで驚きました~(≧∇≦)/ ハハハ
大柄な別嬪さんなので、勝手に「巴御前」と命名しています。かずこさんの所の別嬪さんも、ピンクで可愛かったですね!コメント有り難うさんでした~
息子さんがだんだんと親に似てきましたね。
大きな芙蓉からは暑い夏を連想します。
やっと今朝は青空が覗いています。
このまま晴れて欲しいです。
今日から9月です。
扶養ならまだいいですが、不要といわれないようにしたいものです。(笑)
会社では「人材は必要だが、人罪はいらない」といっていました。他の人に迷惑をかける人のようです。
いるだけの人は人在というそうです。
企業もたいへんですね。
しかし、考えてみれば私もアマチュア俳優、舞台は世間です。
楽屋が我家、外に出るときは、それなりの役作りをして行きます。
人気のない下手な俳優です。いつも芝居を見破られ、
さっぱり思うように行きません。
俳優は大したものですね。
主人公を支える素晴らしい役を演じていました。
肝っ玉母さんなどのホームドラマでは欠かせない存在でした。
インタビューに「役者魂」みたいなものをを感じました。☆☆
居るだけの人は「人在」ですか?私のことみたいです~(笑)”不要家族”にならないように気をつけなければ・・
今日は朝は曇りでしたが、昼からは晴れました。晴れ男の山小屋さんが、お天気にしたのでしょう いつもコメントをありがとうございます~
アマチュア俳優ですか?なかなか二枚目の俳優なのではないでしょうか。人気もありますよ
楽屋裏はめちゃくちゃでも、外に出たら優雅にしなくては・・(笑)
宇野重吉さんの息子(寺尾聡)さん、以前は目元が似ていると思っていましたが、最近は何もかも驚くほどお父上様にソックリ、血筋というのは凄いものですね。
コメントを有り難うございました~
脇役でも、主役より面白い人っていますよね。でも、演技が上手いだけでは主役は張れません。存在に”華”がないと。
山岡さんは、ずっと準主役級でしたが、後年は主役を張れるようになりました。でも途中で、病魔に倒れられた。しかし、素晴らしい役者人生だったのではないかと思います。遠い遠い理想ですね。
コメント☆☆、ありがとうございました~
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%A1%E4%B9%85%E4%B9%83
誰にでもキチンと物が言える素晴らしい女優さんだったんだね。
そうそう、出ていたでしょ(笑)
モリシゲさんに注意できたただ一人の人とかって・・
また雷が酷くなりました!また明日お会いいたしましょう~さよなら~~