実際に透析を始めてみると、いろいろなことに気づいて、それに伴い疑問も出てきます。お医者さんや看護師さんに質問すると答えてくれるのだけど、細かいところまで根掘り葉掘り聞くのも気が引けるので、ちょっとは自分でも勉強しときますか、というので読んだ一冊。
患者向けの本よりも、医療スタッフ向けの本の方が詳しく書かれていると思って選びました。透析治療に関わる、医師、看護師、臨床工学技士のための本です。
専門書ですが、図表がふんだんに使われていて読みやすいです。CKDの基礎知識から、透析の理論、歴史まで書かれていて、かなり参考になりました。
透析室の安全管理とか、自分には関係ない章もありますが、これはこれで興味深い。
事故対策だけでなく災害対策についても書かれています。東日本大震災や能登半島地震のような大規模災害がきたら、透析患者もたいへんですわ。わしが生きてる間は南海トラフ大地震は起きないでほしいなぁ。
患者指導、合併症対策、セルフマネジメントの章は参考になります。
PD(腹膜透析)や腎移植は無縁なので、さっと目を通す程度に。
社会資源の活用は、これから後に役に立ちそう。
2017年に改訂の第2版。古本で買いました。
2024年4月に第3版が出ているので、最新の情報には欠けるかもしれませんが、まあ透析入門者が求めるにあたっては十分な情報量だと思います。
p.s. 1400引いて残りなし。今日から血液流量を100ml/mから150ml/mに変更し、ダイアライザも変更。
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