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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

6種類のカレイで入れ食い、小樽沖

2013-06-02 09:36:34 | 釣りレポ 2013

石狩の夜ソイ釣りが終わって、ホテルに戻ったのはAM1:00。
あんまり寝る時間がないけど、ちょっとでも寝ておこうと2時間睡眠。
しゃきっと目覚めて、今度は小樽へと向かいます。
小樽は高速を使えば40分ちょいで着きますよ。

赤レンガ倉庫かな、昔ながらの街並みが残っているようです。
横浜市民としては馴染みやすい風景です。

この日にお世話になったのは金龍丸。
ここの船長さんも丁寧で、電話で問い合わせしたときには色々と教えてくれました。
なので、初めての釣り場での不安はまったくナッシング。

運河から船がでます。
まるで水の都、ベネチアのような風景です、ベネチアには行ったことないですが^^;
ところで、ウォータールーという地名はイギリス、アメリカを始め各国にありますが、実は小樽は日本のウォータールーなのじゃないか、なんて思ったりして^^;

トイレもあり、船内は広いです。
右の扉の中には、木の椅子が用意されています。
小樽の釣り船は、漁船ではなく作業船だったものが多いようです。中には観光船を釣り船に改造したものもありました。
親子連れの釣り師も多いようで、この船にも隣の船にも見かけました。静かな湾内の小物釣りとあって、初心者でも楽しめるのが小樽の特徴かな、という気がします。

小樽港を出発、今日も良い凪ですよ。
今回の釣りは天気に恵まれています。

船は北へと進み、祝津沖へ。
山の上に見えるのが、日和山灯台です。
近くには鰊御殿もあります、時間があったら北原ミレイを歌いながら観光したいところです。

船長に電話で仕掛けを聞くと、オモリは30号と40号を持ってきて、仕掛けは天秤仕掛けとのこと。
関東のカレイ仕掛けでもいいかな?と聞いてみたら、それ使ってみて釣れなかったらうちの仕掛け使いなよ、わざわざ買うこともないから、ということでした。

ロッドは幻舟カレイ180PT、仙台の針生さんプロデュースのスペシャルロッドです、先調子竿だけどチュープラートップ採用で、抜群の手感度が特徴。リールはカルカッタ初代の小船1000にPE2号。

仕掛けは、フロロの4号と針を持ち込んで、船上で結びます。長さ50cmくらいかな、テンビンから12cmくらいのところに枝を1本だします。テンビンは東京湾シロギスで使っている形状記憶合金の奴。
餌は事前注文なので、アオイソメを3パック頼んでおきました。

ポイントの潮を読んで、パラシュートアンカーを入れての流し釣りです。
水深は30m前後、さて釣り開始です。

船長の教える釣り方は、小突きを入れて止め、聞き上げてアタリを取るオールドスタイルの釣り方でしたが、ここは近代小突き釣りでいってみましょう。ひたすら小突き続けて、小突きの中で出るアタリを取っての即合わせ。
仕掛けを入れてほどなくアタリがきましたよ(^^)

一枚目は、30cmのイシガレイ。
船長がさっそく写真撮影、上の写真は船宿HPから拝借しました。

その後も、アタリは続きます。

イシガレイの後は、こぶりのマガレイ。
仙台湾でお馴染みのカレイですね、このカレイの唐揚げが絶品。

初めて釣りました、ソウハチガレイ。
干物で食べたら、脂が乗っていて美味ですよ。

ソウハチガレイのB面。
白い部分と半透明の部分が混じっているので、マガレイとすぐに見分けられます。
ちなみにマガレイはB面に黄色い部分があるのが特徴。

こちらはミズクサガレイ。関東でいうムシガレイですね。

ムシガレイのB面。
これも白と半透明の部分がありますが、ソウハチとはまた違います。

早くもこれでカレイ4種類めです。
関東だと、マコガレイ、イシガレイ、ムシガレイの3種くらいですが、こちらはカレイの種類が実に多い。

そして、外道にたくさん釣れてくるのがこちら、カジカ(ギス)です。

海のカジカにはいくつか種類があって、マカジカ、ケムシカジカ(ボッケ)は美味しいのですが、ここで釣れてくるのはツマグロカジカ。ギスと呼ばれていて、「美味しいの?」と聞いてみると「味噌汁の出しにするくらいだねぇ」とのことなので、今回はすべてリリース。

小突きが甘く、餌の動きが悪いとギスが食ってくるようです。シロギス釣りのメゴチと似ていますね。

さて、釣れてくるのはマガレイ6割、ソウハチ4割という感じ。
たまにイシガレイ、ミズクサガレイ、スナガレイが混じります。
で、今回私がぜひ釣ってみたかったのがクロガシラガレイ。
マコガレイに似ているカレイで、身厚で大型になるカレイです。
普段なら船で数枚混じるそうですが、この日はなかなか型が出ない。

小突き方をいろいろ変えて誘ってみます。
マガレイとソウハチの誘い分けはなんとなくわかりました。ピッチを短くストロークを小さくするとマガレイが多いです、それを緩めるとソウハチが食ってくる感じ。もちろん100%ではないですが、明らかにこの傾向はわかりました。

で、マコガレイ釣りをイメージして、スローピッチで小突いていると、ほとんどギスにやられます^^;
それでもめげずにスローに小さく小突いてると、いままでと違う引きがキター!

クロガシラガレイをゲット!
A面ではわかりにくいですね。

ヒレに黒のてんてん模様があるのがクロガシラガレイ。
30cmと、クロガシラとしては小型ですが、初めて釣った嬉しい一枚。
身厚でぼってりしていますよ。

これでカレイ5種達成。さて、あとはスナガレイを釣りたいとこ。
船では何枚か上がっていますが、私にはまだ。
後半になってやっと来ました。

こちらがスナガレイ。
他のカレイに比べて、体高があります。

特徴的なのはB面。
鮮やかな黄色いラインがあります。
マガレイの淡い黄色とは対照的。

カワガレイは口が尖って上向いているのも特徴、ひょっとこみたいですね。

イシガレイ、マガレイ、ミズクサガレイとこれまで釣ったことあるカレイと、
ソウハチ、クロガシラ、スナガレイと初めて釣ったカレイで6種類達成。

いやぁ、面白いなぁ、ここのカレイ釣りは(^^)

数は50枚までは数えていたけど、最後はわかんなくなってしまった^^;
3パック用意してもらった餌も最後は足りなくなり、後半は1本針仕掛けでやりました。
テンビンの先からハリス15cmの1本針、これで小突いて小突いて、マガレイ中心に狙ってました。

他の人の仕掛けは、二股天秤に胴付きで針を出したり、北海道らしい仕掛けでしたが、私はハリスと針を結んだだけのシンプル仕掛け、アクセサリーまったくなしの仕掛けで釣って、遜色のないアタリを楽しめました。

まるで湖のような海ですよ。遠くに見えるのは積丹半島の先端でしょうか。
暑くもなく寒くもなく快適。
こんな海でパラシュートアンカーを入れ、エンジンを切って流すんだから最高です。
何度か流し換えをしましたが、どこの場所にいっても魚信は絶えなかったです。

12時に沖あがり、カレイは入れ食いだったけど、あくせく釣ることもなく、のんびりと楽しめました。
いやぁ、楽しかったです。
いろいろとアドバイスしてくれたり、魚の特徴を教えてくれた船長さん、ありがとう。
魚を送るならこれ使っていいよ、とトロ箱までもらっちゃいました、感謝です。

しっかり6時間釣りして、船代はなんと5000円、これに餌代が1500円、安い!

誰でも気軽に沖釣りが楽しめる船だと思いました。
こんな場所で親子deエンジョイフィッシングが開けたら最高だろうな。

[小樽港 第八金龍丸]
http://www.kinryuumaru.ecweb.jp/

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