箱根旅行2日め。
初日はみんなで箱根ロープウェイ乗ったり海賊船乗ったりしたのですが、翌日の日曜はチェックアウト10時なので、それから観光するには箱根近辺はどこも混雑してそう、ということもあり、車2台で来てる利点を生かし、わしと娘一家とは別行動にすることに。
娘一家は、辻堂の交通公演で孫ちゃんらを遊ばせることに、わしはかねてから行きたかった三島由紀夫文学館が山中湖にあるので、そこまで足を伸ばしてみることに。
ばあさんはどっちに付くか迷っていたようですが、けっきょくわしと一緒に来ることに。
というわけで、娘一家とは現地解散。
箱根から御殿場経由でやってきたのは山中湖。
「文学の森公園」という場所の中に三島由紀夫文学館があります。
この公園は広くていろいろあるから、子供たち一緒にきても遊べたね、知らなかった。
ワンコインde三島を知る!、お安いじゃないですか。
入口はこちら。
先客1名様がいましたが、入れ違いに出ていき、見学者はわしら2人のみ^^;
入館料500円のところ、障害者割引で半額、ありがたや。
関内は写真撮影禁止なので、写真はありません。
三島の書斎を再現したコーナー(蔵書がすごい!)やビデオ上映室。
この日に流れていたビデオは、開館20周年映像「静寂の森に息づく文豪の情熱」18分でした。
宮本亜門のインタビューなどあって面白かった。
さらに、各作品の初版本展示、生原稿、映画化作品とそのポスター、さまざまな写真などが展示してあります。
中庭には、三島の自宅に置いてあったアポロ像もありました(いちばん上の写真)。
ところで、なんで山中湖に三島文学館なのか?と前から不思議に思っていたのですが、「暁の寺」の中で本多の別荘が御殿場にあるのですが、そこから移動する際に山中湖を通るシーンがあるからだそうです、月光姫もびっくり。
「暁の寺」は何度も読んでいるのですが、そのシーンはまったく記憶に残っていない^^;かなり微妙な理由です。それを言うのだったら、横浜や伊豆にはあちらこちらの三島記念館ができる余地があります(^^)。
この建物の中にいると、三島に浸ることができます。もっと早く訪れておけばよかった。三島ファンにはオススメの場所です。
☆オマケ
本日の毎日新聞朝刊の一面は、「金閣寺」の着想書簡が発見されたという記事。
これまでは、実際に起こった事件、金閣寺放火をもとに小説が着想されたと言われていましたが、それを覆す発見です。着想は金閣寺放火とは別にあり、金閣寺放火事件で小説のアイディアが結晶したのではないか、という見解が述べられています。
来年は、三島由紀夫生誕100周年。あちこちで記念展などが行われると思います。
[三島由紀夫文学館 - Mishima Yukio Literary museum]
山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
https://www.mishimayukio.jp/
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