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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

なんとなく包丁研ぎ

2007-03-25 14:37:04 | 日々の雑感
久しぶりにマダイを捌いたら、悲しいくらい出刃がなまっていたので、たまらずに研ぎを入れました。

いまメインに使っている出刃は六寸の白紙の霞包丁。特に変わった包丁ではなくて、ごく普通のモデルです。

上の写真は表刃の切っ先の部分。包丁下部分に帯状に光っている部分が鋼、その上の部分が軟鉄、これらの金属を重ねて打ってあります。



こちらが裏刃の部分。
光沢があるのが「裏押し」の部分。これは買ったばかりの包丁にはありません。
研ぎを重ねいくと、凹面になっている裏刃のふちが平らになって、写真のような平面が現われるようになります。
この裏押しが、包丁の切れ味のポイントになります。買ったばかりの包丁が切れないのは、裏押しがないせい。

研ぎを重ねるごとに裏押しが綺麗に出てくるのは、包丁研ぎを趣味とする人にとっての楽しみのひとつです。
ある程度裏押しが大きくなったら、研ぐのに飽きて次の包丁を買ったりします(そうしないと包丁は一生使えちゃう^^;)。
この包丁は研ぎが最終段階なので、そろそろ買い替えたいなぁ...

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2 コメント

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Unknown (Kシマ)
2007-03-26 08:55:38
美しいですね!
裏刃って、表刃に比べてあまり研がないですよね(「かえり」をとる程度?)
何年ぐらい使ってここまでになるのでしょうか?
返信する
最初は裏も (calm)
2007-03-26 20:03:43
いったん刃がついちゃえば、裏刃はそれほど研ぐ必要はないです。Kシマさんが書いているように、かえりをとるくらいでも通常はOKです。

でも、買ったばかりの包丁は裏押しがついていないので、意識的に裏を研ぎます。表:裏が、6:4くらい。
裏押しが付くについれて、7:3から8:2と、研ぐ割合を増やしていけば良いと思います。

そうすると50回くらいの研ぎで上のような裏押しが付きます。

この裏押しがパラボリックはカーブを描いてくれると、良い包丁だなぁ、って気持ちになります。ハズレの包丁だと、歪んだ裏押しになってしまいます^^;。
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