嬉し悲しの東京五輪延期

嬉しいニュースでした、東京オリンピックの延期。
同時に悲しいニュースでもあります、中止ではなかったこと。

ちょくちょくブログやツィッターで書いている通り、私は東京オリンピックの開催には反対です。

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誘致の席では、日本の原発事故は安心に解決したと思わせる、汚染水のアンダーコントロールの嘘。
いまだ汚染水は垂れ流されっぱなし、汲みあげた汚染水は海中放出せざるを得ない状況。

コンパクトな五輪、予算は7000億円。それがあれもこれもで膨れ上がり、結局1兆3500億円に倍増、足りない分は税金だ。

復興五輪。オリンピックで東日本大震災被災者を元気づける？偽善もいい加減にして欲しい、オリンピックに復興予算も復旧工事のリソースがもってかれて、いまだ避難生活者は50000人。

招致にあたっての贈収賄容疑が発覚、容疑者はJOCの会長、がんばれフランス捜査当局。

エンブレムはなんと盗作品、慌てて新しいエンブレムを公募するみっともなさ。

選手ファーストは口先だけ、TV放映料欲しさに真夏酷暑の時期に開催、我慢大会か？
東京はオリンピックに理想的な気候、と言ってたのは誰？

熱さ対策しますしますと言いながら、出てくる案は水撒き霧吹き、あげくに朝顔鑑賞。ふざけてるとしか思えない対策案にIOCが業を煮やして、マラソンは札幌で開催。

お台場のトライアスロン会場は大腸菌と悪臭にまみれ、不衛生とも戦うテトラアスロンに。

幾度と指摘される五輪ロス(五輪後の景気後退)。ただでさえ景気後退の国なのに。

延期は考えていない、と口を揃えてた連中は延期が決まるといきなりアスリートファーストを口にする、なんだそれ？

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それもこれも、すべて利権第一主義からくるもの。
利権ファーストで、虚偽と汚職にまみれた東京オリンピック。
アスリートファーストも、復興五輪も、コンパクト五輪も、みんなウソだった。
お・も・て・な・し、などと、よくも言えたものだと改めて思います。

そんなわけで、東京オリンピックは迷惑千万、不愉快千万、コロナ騒動が起きようが収まろうが、こんなものは中止が然るべき、というのが私の意見です。
オリンピックがフェアなスポーツの祭典であるとするならば、今の東京、いや日本はその開催に最も向いてない国だと思います。

最後に。

ピュアなハートでオリンピックを楽しみにしていた人は世界中にたくさんいると思います。
オリンピックを目標に不断の努力をしてきたアスリートは世界中にたくさんいると思います。
そういう人達は、不正をしている人や利権漁りをしている人達よりも、遥かに遥かに多いと思います。
みんなが楽しめるクリーンなオリンピックになりますように。
そして、五輪延期に振り回される(クリーンな)関係者のみなさんの苦労が報われますように。