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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

三島由紀夫 VS 東大全共闘 ~ 50年めの真実

2020-03-25 05:35:27 | 映画メモ

三島由紀夫と東大全共闘とのティーチ・イン映像が映画化されたと聞いて、いそいそと映画館へ。

このティーチ・インはすでに文字起こしもされていて、特に目新しさはないのですが、三島信者はとりあえず観にいかなければいけません。

普段は立錐の余地も無いほどのロビーですが、人がほとんどいません^^;
それもこれも、コロナ騒動のせいで、みな閉空間を避けているためです。日本ではPCR検査を控えているので患者数が増えず、誰が感染しているかみな疑心暗鬼。政府のこのコロナ隠蔽戦略は成功しているように見えますが、経済に与えるダメージは洒落にならないレベルじゃないでしょうか。

teruterubouzさまはこういうの観ても退屈しそうなので一人で来ましたよ。

観客席もガラガラのガランチョ。人が一人も座っていない列がたくさん、観客総数も20人いるかどうかといったところ。
だだっぴろい館内でのこの人口密度の低さは、バスや電車に乗るよりも感染リスクが低いように思います。

映画の内容は、三島の著作や対談などを読んでいる人にとっては特に目新しいものはありません。いかに物語性をつけようかと無理気味に対立を仕立てたり、悪態が目立つインタビューを混ぜたりと、編集に苦労の後がみられるように思いました。

しかし、昭和40年代の安保闘争や民主化運動を知らない人達、いま20代、30代の人には観て欲しい映画です。その時代に興味を持ち、知識を得るきっかけになってくれれば、現在の政治への接し方も変わると思います。

三島は作者、文学者、思想家、ボディビルダー^^;、といろいろな側面を持ちますが、これらの根底にあるものは一貫していることが、この映画をみれば、少しだけわかると思います。さらに三島を理解するためには、上の写真の本などがオススメです。特にちくま文庫の文化防衛論には、一橋大、早稲田大でのティーチ・インの内容も収録されています。

さて、この映画をきっかけに三島ブームが再燃するのか?、、たぶんしないです^^;

[TOHOシネマズ上大岡]
横浜市港南区上大岡西1-18-5 mioka3F
https://www.tohotheater.jp/

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