地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

巨大地震と大津波

2006-08-29 | 地震リスク
巨大地震が発生した後に大津波がやってくる恐怖をテレビ映像で目の当たりにしたのが2004年12月26日のインドネシア・スマトラ沖地震によるインド洋大津波である。

インド洋大津波はインドネシア、スリランカ、インド等の国々で304,161人の死者、行方不明者を出し甚大な被害となった。日本人の犠牲者も35人にのぼった。(数字は防災白書の公表資料より確認)

津波は海溝型地震によって引き起こされた場合、巨大な波が繰り返し繰り返し襲ってくる。海岸付近の地域の人は地震の揺れの後、いち早く高台等に逃げるしか助かる見込みがない。

想定される東海地震、東南海地震、南海地震は激しい地震による揺れだけでなく、津波も襲ってくる。水の都大阪は地震発生後約2時間で津波が押し寄せてくる。難波、梅田の地下街に津波の水が流入し押し寄せてくる可能性もある。恐ろしい。

気象庁は津波の発生のおそれがある場合に、地震が発生してから約3分を目標に津波警報(大津波、津波)または津波注意報(津波注意)を 発表する。しかし、発表を待たずして、海岸付近で地震に遭ったら、まず、高台に逃げるのが得策だ。

 大津波警報は津波の高さが3m以上
 津波警報は津波の高さが2m程度
 津波注意報は津波の高さが0.5m程度

また、津波に関する情報として「津波到達予想時刻・ 予想される津波の高さに関する情報」、「各地の満潮時刻・津波 の到達予想時刻に関する情報」、「津波観測に関する情報」を発表している。

 津波到達予想時刻・ 予想される津波の高さに関する情報
  ⇒各津波予報区の津波の到達予想時刻や予想される津波の高さをメートル単位で発表
 各地の満潮時刻・津波 の到達予想時刻に関する情報
  ⇒主な地点の満潮時刻・津波の到達予想時刻を発表
 津波観測に関する情報
  ⇒実際に津波を観測した場合に、その時刻や高さを発表
 (出所:気象庁ホームページ http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index_tsunamiinfo.html)


過去に日本で発生した主な津波被害(死者数は地震被害含む)
 1896年6月15日 明治三陸沖地震 死者22千人
 1923年9月 1日 関東大地震   死者99千人
 1933年3月 3日 昭和三陸地震 死者1.5千人
 1960年5月23日 チリ地震津波   死者122人
 1983年5月26日 日本海中部地震 死者104人
 1993年7月12日 北海道南西沖地震 死者202人
  (出所:気象庁「過去の地震被害」を参考に作成)


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