地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

地震発生確率と地震被災頻度

2008-11-23 | 地震リスク

「100年に1回の金融危機」

麻生首相が今回の金融危機についてこう表現したが、「100年に1回」という表現は地震発生確率で最近よく見受けられる。

関東を襲う超巨大地震は2つ。大正関東地震タイプは200年に1回、元禄地震タイプは400年に1回とういのが定説となっている。その間に首都直下地震が何度も襲うというのも定説だ。30年以内に首都直下地震が襲うというのも70%の発生確率だ。

切迫性が非常に高い発生確率99%(30年以内)の宮城県沖地震。20年以内でも90%、10年以内でも60%といつ地震が発生してもおかしくない。平均周期37年といわれ、最短で26年、最長で42年経過後に地震が発生している。前回から30年が経過し注意が必要だ。

宮城県に住む人々の地震対策が急務であるが、宮城県ではここ10年間に震度5弱以上の地震を何回経験したことになるのかを調べてみると、余震も含め12回もの揺れを経験している。100年に1回どころではなく、1年に1回以上の地震被災頻度だ。

地震発生を止めることはできないが、人命と物的両方の被害を軽減するあらゆる努力により地震が来てもこわくない体制づくりが必要だ。

<仙台市 宮城県沖地震の発生確率>

http://www.city.sendai.jp/syoubou/bousai/kakuritu/index.html

<宮城県災害年表>

http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/6-1-1.pdf