来年1月に15周年を迎える阪神・淡路大震災。被災した神戸は世界的にも近代都市が自然災害に襲われた事例として注目された。
日本の地震活動はこれまで比較的静穏期が続いたが、西日本は特に兵庫県南部地震以降、地震の活動期に入ったとされ、全国的にみても巨大地震の活動周期がそろそろ迫ってきている。大都市を襲う被害地震は首都圏、近畿圏を中心に数十年以内に迫っており準備が必要だ。
2008年に公表された大阪府を縦断する上町断層の近畿直下地震は、マグニチュード7.6の地震が発生するとされ最大震度は7を予測している。発生周期は約8,000年とされすでに次の地震がいつきてもおかしくない状況だ。
近畿直下地震の経済被害は74兆円と首都直下地震の112兆円を下回るが、仮に数十年後に連続して発生した場合には莫大な経済被害となる。
<内閣府資料>
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_chukin/pdf/siryou2_02.pdf
<大阪府資料>