1968年5月16日午前9時48分、三陸沖を震源とするマグニチュード7.9の巨大地震が発生し、さらに地震からおよそ30分後、青森県、岩手県沿岸に5mを超える大津波が来襲した。
この地震・津波により、死者行方不明者52名、建物全壊673棟、半壊3,004棟、全焼・半焼26棟、床上・床下浸水・破損が15,697棟の被害となった。
最大震度は当時の震度階で震度5を記録し、揺れは北海道から中部までおよび、津波も九州まで達した。気象庁はこの地震を1968年十勝沖地震と命名した。
北海道の根室沖、十勝沖、東北の三陸沖ではM7~8クラスの海溝型巨大地震が周期的に発生している。