バンクーバーで不倫しませんわ
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きのうの自分
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きのうの自分が他人ならば
私はいったい何人いるのだろう
はずかしかった自分
悲しかった自分
情けなかった自分
腹を立てた自分
そんなやつらはもう他人だと思いたい
忘れてしまいたいことがふえるたび
自分の中の他人がふえる
by レンゲ
『きのうの自分』より
せっかく、こうしてバンクーバーでデンマンさんと会っているというのに。。。んも~~
なんだか出だしからすごい剣幕ですね?
だって、他にもあたしが書いた詩がたくさんあるでしょう?
この詩ではいけませんか?
これでは、パッとしないでしょう? なんだか、うっとおしいですわァ~。
でも、これはレンゲさんが書いたのですよ。
分かっていますわ。でも、わざと、こういう低調な詩をデンマンさんは持ち出してきたのですわ。
わざと。。。?
そうですわ。見え見えですわ。
何が見え見えですか?
そんなこと、分かっているじゃありませんか?
分からないからレンゲさんに尋ねているんですよ。
とぼけないでくださいな。。。んも~~
せっかく、こうしてレンゲさんと久しぶりに会っているのですよ。もう少しニコニコした表情を見せてくれたらどうですか?
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このようにニッコリと笑ってくださいよ。
上のような詩を持ち出されたら笑うに笑えませんわ。
レンゲさんの笑顔は素敵なんですよ。ホント。。。僕はレンゲさんのその笑顔が見たくて、こうしてバンクーバーで会うことを心待ちにして。。。首を長くして待っていたんですよ。
こん度は女心をくすぐるのですかァ~?
僕はレンゲさんをおだてているのではありませんよ。笑顔の素敵なレンゲさんと、こうして久しぶりに間近で会っているのに、そのようにブスッとしていたら、せっかくのデイトが台無しじゃないですか?
急にそんな事を言われたからって、笑えませんわ。
だから、無理してでも笑うんですよ。
デンマンさん、いい加減にしてくださいなぁ~。んも~~ このように下らない事を言っていると、デンマンさんの長い記事がますます長くなるだけですわぁ~。
分かりましたよ。だったら、僕が上の詩を持ち出した理由をさっそく言いますよ。
分かっていますわ。デンマンさんがおっしゃらなくても。。。
だったら、それを初めから言えばいいじゃないですか。。。レンゲさんが、いろいろと余計な事を言うから、この記事が長くなるんですよ。
デンマンさんは、あらかじめあたしに釘を刺すために、上のような低調な詩を持ち出したのですわ。
僕がレンゲさんに釘を刺すと。。。?
そうですわ。デンマンさんは、あたしがバンクーバーで不倫しようとしている、と思い込んでいるのですわ。
それが分かっているのならば、バンクーバーにやって来なければいいじゃないですか?
では。。。、いま、。。。今、おっしゃったばかりの、首を長くしてあたしと会うのを待っていた、と言うのは、全くの嘘っぱちなのですね?
。。。イヤ。。。何と言うか。。。その。。。ウソっぱちではないですよ。僕だって、レンゲさんが来たいと言うならば。。。、せっかく来るのだから、お客さんとしてもてなそうか。。。寅さんのように優しい心でもてなそうか。。。僕だって、レンゲさんのように若くてピチピチした女の子と2週間過ごせるのならば、楽しくやりたいと思いますよ。
本当にそう思っていてくださるのですか?
もちろんですよ。
だったら、どうしてあたしがウキウキするような詩を持ち出してこなかったのですか?
それは。。。2週間の滞在を終えてレンゲさんが日本に戻ってから、上のような詩を書いて欲しくないなァ~と思ったからですよ。
つまり、あたしが不倫しないようにと、釘を刺しているわけでしょう?
イヤ。。。僕は。。。別に不倫にこだわっているわけではないですよ。。。つまりね、レンゲさんとこれから2週間、このマンションで一緒に過ごすわけですよね。せっかくこうして一緒に過ごす事が出来るのだから、レンゲさんにとっても、僕にとっても、すばらしい2週間にしたいなァ~~ そう思うわけですよね。
だったら、もっと楽しい詩を選んで、このページのトップに載せればいいじゃありませんか?
それでは火に油を注ぐ事になりますよ。
ホラぁ~。。。、やっぱり、あたしが不倫するだろうとデンマンさんは信じ込んでいるのですわぁ。。。だから、“火に油を注ぐ”、とおっしゃっているのですわぁ~。あたしが夢にまで見た素敵なバンクーバーに着いてウキウキしている。さらに楽しい詩を持ち出したら、あたしが今夜デンマンさんに抱きついて不倫に走ると信じ込んでいるのですわ。
レンゲさんは、僕が信じ込んでいると言うけれど、さっきから不倫の事を持ち出しているのはレンゲさん自身ですよ。僕は、不倫の事など一言も言い出していませんよ。不倫、不倫。。。と言っているのはレンゲさんですよ。僕じゃありませんよ。
それは、これまでの記事の中でデンマンさんが、あたしが不倫にこだわっていると何度も何度も書いているからですわ。あたしは不倫しようと思っているわけではありません。デンマンさんが、その事にこだわっているのです。だから、あたしは不倫を持ち出したのですわ。。。あたしが不倫したいと思っているからではありませんわ。
僕はただ、レンゲさんが楽しい、すばらしい思い出を作って日本に戻って欲しいなあァ~。。。それで、清水君と仲直りして幸せな家庭を築いてほしいなあ。。。ただ、そう思っているだけですよ。だから、レンゲさんと嫌な思い出は作りたくないし、。。。不倫にこだわらずに、楽しく愉快にやりたいなァ~。。。そう思っているだけですよ。
それで、上の詩を持ち出したわけですの?
そうですよ。レンゲさんだって詩の中で書いているでしょう?
忘れてしまいたいことがふえるたび
自分の中の他人がふえる
分かるでしょう?これから始まる2週間の滞在期間中に、もし、忘れてしまいたいような事が起これば、レンゲさんの中にまた他人が増えるわけですよ。つまり、次のような手記を書くことになるんですよ。
長い不倫生活の果てに、
得られたものは、
負の遺産ばかりでした。
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得られたものは、
負の遺産ばかりでした。
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2004-07-21 10:11:08
一度の関係で
終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。
でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、
「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。
結局わたしたちは、
不倫関係に陥ってしまったのです。
そして次第にわたしは
苦悩に苛まれはじめました。
彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は
心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・
でも、わたしの頭には、
“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”
という図式ができあがってしまい、
嫉妬に苦しむようになったのです。
そのうち、彼から
「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」
と言われました。
その時点ではその言葉は、
彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、
彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。
でも...
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に
彼の奥さんに対する嫉妬は、
ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、
これからの生活などにも
嫉妬の目が向くようになりました。
つまりわたしは、
妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、
自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、
相手から勝手な妄想をぶつけられたら、
何を言えばいいのか、
どうすればいいのかわからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、
今でも情けなくなります。
わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。
by レンゲ
『不倫の悦びと苦悩』より
デンマンさんは、またこの手記を持ち出しましたわ。やっぱり、あたしが不倫する事にこだわっているのですわ。この手記を持ち出した事が何よりの証拠ですわ。
違いますよ。レンゲさんの不倫にこだわっているわけではありません。僕はレンゲさんと楽しい思い出を作りたいし、レンゲさんにも今回のバンクーバー滞在が楽しい思い出になってくれればと思っているんですよ。レンゲさんにとって“忘れてしまいたいこと”が増えないように、この手記を持ち出しただけですよ。
でも、これって、デンマンさんは、もう何度となく持ち出していますわ。デンマンさんがあたしの不倫にこだわっている事の何よりの証拠ですわ。読む人だって、もううんざりしているはずですわ。
この記事を初めて読む人もたくさんいるんですよ。
いつも読んでいる人だっていますわ。