デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

手塩にかけて(PART 1)

2019-12-06 10:55:44 | 日本人・日本文化・文学論・日本語
 

手塩にかけて(PART 1)

 


(hand002.jpg)


(june901b.png)




(june001.gif)

デンマンさん。。。 質問があるのですけれど。。。


(kato3.gif)

また日本語の質問ですか?

そうです。。。 いけませんか?

いや。。。 日本語のことなら、どんどん質問してください。。。 でもねぇ~、僕自身、日本に居た期間よりも海外に居る方が圧倒的に長くなって、もう浦島太郎のようになっているので、答えられないかも知れませんよ。。。

でも、まだ物忘れする年頃でもないでしょう! うふふふふふふふ。。。

確かに、太田老人のように まだ ヨイ、ヨイ、ヨイ にはなってませんからねぇ~。。。 うへへへへへへ。。。

 


(ireba04.png)

 



実は、ネットサーフィンしていたら次のサイトに出くわしたのですわァ~。。。


阪急うめだ本店が手塩にかけて育てた、

特別栽培米の中でも特別なお米の

新米が10月10日(水)初入荷!!


掲載日: 2018年10月10日

提供:阪急阪神百貨店

 


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阪急うめだ本店、特別栽培米のお米作り始めました。

秋の味覚の入荷と共に、新米も出回りだしたこの時期、

阪急うめだ本店にも、続々と新米が入荷してきています。

お米といっても様々な種類があり、

世の中に多く出回っているコシヒカリを代表とする銘柄米、

生産者や産地独自に特徴をもたせたブランド米、

さらに、農法にまでこだわった特別栽培米。

消費者のニーズは多様化しているものの、

近年人気なのが特別栽培米です。

阪急うめだ本店でも、売上シェアが60%にまで高まってきています。

 

そんな背景を受けて、特別栽培米のなかでもさらに

特別なお米を販売したいという想いから、

自分たちが、本当に安心安全で、おいしいお米を作って

お客様に届けようという“つながる田んぼプロジェクト”を

株式会社神明と共同ではじめたお米の新米が初入荷します。

2018年5月の田植えから成長度合いを入念に確認し、

バイヤー自ら稲刈りし収穫するなど手塩にかけて育てた

特別栽培米のなかでも特別なお米は、

ぜひご賞味いただきたい逸品です。




出典: "Food Channel"




この上の文章の中で手塩にかけてという語句は間違っているのではありませんか?



ジューンさんは、どういうわけで上の語句が間違っていると思うのですか?

だってぇ、手に塩を振りかけて、稲を育てたら稲が枯れてしまうのではありませんかァ~?

なるほどォ~。。。 ジューンさんは手塩にかけてという語句を文字通りに解釈してしまったのですねぇ~。。。

文字通りに解釈してはいけないのですかァ~?

あのねぇ~、この語句は慣用句で、文字通りに解釈してはダメなのですよ。。。 だから、例えばGOOGLEでこの言葉を英訳すると、自動的に文字通りに翻訳してしまう! でも、それは間違っている! なぜなら、日本語の慣用句としての意味を理解しないで文字通りに英訳するからですよ!

 


(salt300.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 



あらっ。。。 「塩に振り掛ける (pour into salt)」というように訳してしまうのですわねぇ~。。。



文字通りに訳すと "pour salt into hand" の方がふさわしいと思うのだけれど、"pour into salt" じゃ、全く意味を成してないですよ。。。

。。。で、日本語の慣用句の意味って、どういうことですか?

あのねぇ~、「手塩」の語が初めて記録に表れたのは室町時代だったらしい。。。 元は膳の不浄を払うために塩を小皿に盛って出されたようです。。。 そのうち、食膳に添えられた少量の塩を表すようになった。

調味料としてですか?

そうです。。。 塩は味加減を自分で調えて惣菜に振るりかけるものだから、「自ら面倒を見る」ことを「手塩に掛ける」と言うようになったのですよ。。。 それで現在では「自分で直接世話をして大切に育てる」ことを意味するようになったのです。。。

つまり、阪急うめだ本店が手塩にかけて育てた ということは「阪急うめだ本店が直接世話をして大切に育てた」という意味ですか?

そういうことです。。。 では、ジューンさん。。。 これを正確に英語に訳してみてね。。。

 


(taue02.jpg)

 

The company staff planted rice seeds

in a paddy field

and grew them with great affection and care.


 



こんな風になると思うのですけれど。。。 どうでしょうか?



なるほどォ~。。。 「大切に育てる」という様子がすごく出ていると思います。。。 さすがは英語のネイティブ・スピーカーですねぇ~。。。



(laugh16.gif)


(june902.jpg)

 (すぐ下のページへ続く)

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手塩にかけて(PART 2)

2019-12-06 10:53:29 | 日本人・日本文化・文学論・日本語




 

手塩にかけて(PART 2)

 


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも大切に育てられた新米が食べたくなりましたか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたくしに強要するのでござ~ますわねぇ~。。。

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)

 



 



 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他のもっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





(roten101.jpg+cleoani.gif)

『美尻のビーナス』

『紐パン熟女に惹かれて』

『あの二人が気になって』

『肥後ズイキ@セルビア』

『私は下着女装です』

『ドリアンを探して』

『パリの日本人』

『ペンタゴン式己を疑う』

『薄命な女と映画』

『ラーメン@ベリーズ』

『うるさい夏』

『芭蕉と英語』

『晩香坡物語 生誕150年』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『エレクトラde中国』

『熟女パンツ』

『ラーメン@カイロ』

『スパム@クルーズ』

『えくぼ@ヴィーナス』

『孀婦岩』

『モナリザ描きたい』

『ジューンさんの下着』

『やっぱり熟女下着』

『じゅくじょのぱんてー』

『事実と芸術』


(miro0018.jpg)

『パクられたパンツ』

『タイタニック@スリランカ』

『蜂@泣きっ面』

『外人が知っている美しい日本』

『腰使い 熟女』

『熟女の下着姿』

『腰を使う熟女』

『ブログランキング』

『曇ってきた@英語』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『出会い系より腰を使う熟女』

『ブリスベンの従妹』

『アヒルが行く』

『英語ペラペラ勉強法』

『ブラウザとOS』

『二千二夜物語』

『大晦日のおばさんパンツ』

『下着の人類学』

『万夜一夜@ロンドン』

『ヒトラーとトランプ』


(malata019c.jpg)

『ロマン@マルタ島』

『下着の人類学@大阪』

『ハロー@ロックビル』

『孀婦岩の人気 なぜ』

『マグダラのマリア 娼婦か聖女か?』

『マグダレンの祈り』

『女子大生の多い混浴』

『アンネフランクの言葉』

『ビクトリア朝の慎み』

『銭湯と円タク』

『女装ブログ』

『注目記事』


(sylvie122.jpg)

『風邪が治るまで』

『ひょうたんde徒然』

『アヒルが並んだ』

『なぜ骨なの?』

『にべもない』

『やぶさかでない』

『おかしなパンツ』

『みもふたもない』

『自動翻訳はダメ』

『慫慂』

『ヤンキー』

『及び腰と二の足』

『ジューンさんの従妹』


(fan004.jpg)

『ナマズにされた』

『美術解剖学』

『太ったチャンス』

『ジューンさんの下着を探して』

『おおどかさ』

『高級娼婦@パリ』

『つい見たくなった』

『混浴 女子大生』

『FBI捜査官のツブヤキ』

『熟女下着 投稿ブログ』

『おばさんパンツ@ネット』

『がめつい奴』

『二股ラジウム@VIDEO』


とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



(juneswim.jpg)


『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)
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92歳のピアニスト

2019-12-06 10:50:30 | お笑い・ユーモア・娯楽・ゲーム・音楽
 

92歳のピアニスト

 


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デンマンさん。。。、どういうわけで92歳のピアニストにオイラを呼び出したのですかァ~?


(kato3.gif)

オマエは不満なのォ~?

オイラはまだ90歳になってませんよ!

でも、オマエは80歳を過ぎたのだろう?

確かに80歳に突入しましたけれど、92歳のピアニストと言われるには、まだ だいぶ先がありますよ。。。 うへへへへへへへ。。。

オマエは、何か勘違いしているのじゃないのォ~? オマエはちょっとばかり自意識過剰だよ。。。 僕はオマエのことを92歳のピアニストと言ってるわけじゃないのだよ!

じゃあ、誰のことですか?

知りたい。。。?

当たり前でしょう! ここまで読んできたネット市民の皆様も知りたいと思いますよ。。。

実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのだよ。。。。



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音楽とは音で書かれた詩であり、小説であり、戯曲です。
物語のない演奏には感動がありません。


音はただの記号ではない。
音はものをいっている。

私にピアノを教えてくれた先生が、最初にそのことを一言でもいってくれたなら、私はもっと早くに音楽を理解できたと思います。
そのことに気がついたのは遅まきながら35歳でヨーロッパに渡ってから。
随分と遠回りをしました。

『モーツァルト生誕200年記念祭』に行ったとき、私はカール・ベーム率いるウィーン・フィルハーモ二ーが奏でるモーツァルトの『交響曲40番ト短調』を聴きました。

 


(bohm01.jpg)



 

第1楽章の聞き慣れたメロディー。
なのに、そのときそれが何か言葉で語りかけてくるように聞こえたのです。

「先生、モーツァルトの音楽って、どういう音楽ですか」と聞かずにはいられなかったほど私を悩ませたモーツァルトが、私に語りかけている。

心が震えて、涙が止まらなくなりました。


 


(girlcry5.gif)

 

探していたものはここにある。

やはり本場に来てよかった。

以後、私はドイツでロロフ教授の指導を受けながら、「ものをいう音、語りかける音楽」というものを探っていくことになりました。

そして、やっと自分なりに「音楽とは音で書かれた詩であり、小説であり、戯曲である。 そして、音楽にも文法がある」ということに気づいたのです。

 (118-119ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『わがままだって、いいじゃない』
92歳のピアニスト「今日」を生きる
著者: 室井麻耶子
2013年4月6日 第1刷発行
発行所: 株式会社 小学館




なるほどォ~。。。 室井麻耶子さんはカール・ベーム率いるウィーン・フィルハーモ二ーが奏でるモーツァルトの『交響曲40番ト短調』を聴いて心が震えて、涙が止まらなくなってしまったのですねぇ~。。。



そうだよ。。。 第1楽章の聞き慣れたメロディーが室井さんに 何か言葉で語りかけてくるように聞こえたのだよ。。。

すごいですねぇ~。。。

すごいですねぇ~、と他人事のように言ってる場合じゃないだろう!

オイラが何かデンマンさんの気に障るようなことを言いましたかァ~?

オマエは、室井さんの感想を聞いて、モーツァルトのことで他に言いたい事があるだろう?

ありません!

そんな事はないだろう!? オマエは、モーツァルトのことになると、けっこう拘(こだわ)りがあるよなァ~?

どうして、そのような事をデンマンさんは言うのですかァ~?

あれっ。。。 オマエは、もう忘れてしまったのォ~?

何をですかァ~?

オマエ、もしかして認知症の初期状態じゃないのォ~?

デンマンさん! 言っていい事と悪い事がありますよう! オイラは80歳になったとはいえ、認知症などというアホらしい症状には なっていません!

だったら、かつてオマエはモーツァルトのことで記事を書いていたことを思い出すはずじゃないかア!

オイラがモーツァルトのことで記事を書いていたのですか?

ホラ、ホラ、ホラァ~♪~。。。 オマエは忘れているのだよう。。。 ここに書き出すから、もう一度じっくりと読んでごらんよ。。。


4.2 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト


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モーツァルト には、全てがある、と言った人がいた。
この風な言い方はずるいと思う。
何故か。
全てはないのではないか、とおずおずと反論を試みたところで、お前にはモーツァルト が解っていない、等との託宣が下されるのがおちであるからか。
いやそれだけではない。

モーツァルトに無いものは何んだろう、と考え始めた途端に、ああ、そういうネガティブな詮索は心無い、と自己規制させるからでもある。
考える自由を<天才モーツァルト>を暈にきて奪ってるからである。

いや冗談では無い。
何事によらず、否定的な命題を証明するという事には、心情的な困難を伴うものである。
答えは、突然にむこうの方からやって来た。

モーツァルトに無いものは、言ってみれば、こういうことを言ったらひとから嫌がられるだろうけれど、言わなければならないことは敢えて言う、とでもいった態度である。
それは、モーツァルト 自身の証言にもあった。

ここがベートーヴェンともアルノルト・シェーンベルク とも決定的に違う。


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更に不思議なことには、今まで私の出逢った<モーツァルト 愛好家>とか<モーツァルティアン>とか称する人々には、他の作曲家の音楽を受けつけない人が多い。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト自身、加えて彼の作品を演奏する演奏家の多くも、そんなには狭量ではないにも拘らずに、である。
むしろ<モーツァルト 専門家>だとか<モーツァルト弾き>などと呼ばれる事を、心外に思っていない演奏家を探す方が難しいくらいである。

<モーツァルト 愛好家>は逆である。
よい例がアンリ・ゲオンである。
ある文章に行き当たる迄、私は彼に非常に好感を持っていた。

この人は、他のモーツァルティアンとは違って、モーツァルト には良きものを見ようとして、他には悪しきもの―― モーツァルトにしか無いもの以外は先験的に悪いものを見ようとする態度、つまり、偏見が無いとおもっていた。
その文章とは、ああ、あのバッハ でさえ無限旋律の傾向から逃れられなかった、という非常に狡猾な言い方である。
英語には<silly> という、こうした場合に適当な表現がある。

理由。その一: 敵は本能寺。
彼の言いたい事は、リヒャルト・ワーグナー に対してである事は明白であろう。
さもなくば、無限旋律は無条件に悪いとした様な書き方はしなかったであろう。

彼がバッハについて何の例をも出さなかったのは意図的だと思うが、ここではそれは問わない。
彼に、むしろ、こちらから自由に例をだせる条件を与えられたことに感謝したいくらいである。

バッハ の<<ヨハネ受難曲>>でも<<マタイ受難曲>>でも、終曲(厳密に言えば、<<ヨハネ受難曲>>では、最後の合唱の手前の曲)その他の箇所で無限旋律的なページが出てくる事は、私でも知っている。
しかしながらそれらも、しかるべき処に始まり、しかるべき時に必然的に終わっている。

一方、モーツァルト の<<ヴァイオリン協奏曲 イ長調>>(Nr.1, K.207)でも<<ヴァイオリン協奏曲 ニ長調>>(Nr.2, K.211)でもいい、それらの第二楽章、一体あれはなんだ。



ヴァイオリン協奏曲 イ長調

 Nr.1, K.207 - Adagio




ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

 Nr.2, K.211 - Andante


 

それらこそ無限旋律以外の何ものでもないじゃあないか。
無限旋律の例としては、ワーグナー よりもモーツァルトを引き合いに出しても、見当違いにはならない程ではないか。

しかしながら<モーツァルト 愛好家>は、そこ、楽章の終わりに、無理してまで余韻を聞く。
けれども、少しでも音楽をあるがままに聴こうとする人々は、はてな、とモーツァルトに聞き返したい気持ちになるのだ。
それを、はぐらかすように、第三楽章が始められるのである。

私だってワーグナー流の解決を引き延ばした和声に支えられて、だましだまし紡ぎ出される旋律には辟易する時がある。
しかし、そう言ったとしても、無限旋律を否定する根拠にはならない事ぐらいは自覚しているのである。

要するに、彼らは自分の好きな対象を肯定したいのだ。
ということは、つまり、自分の好きな対象は善きものである、といった不可思議な前提を通して、自分自身を肯定したい、というような幼児的な欲求から抜ききれていないということか。
何も自分自身を肯定しなくても、人生は過ごせるのに……。
私は、私には、音楽を聴くのに<モーツァルト>という品質保証のスタンプは不要である。

理由。その二: 繰返す様であるが、バッハ を引き合いに出した事である。
あのバッハ でさえ……とは何と欺瞞的、偽善的な切り出し方であろうか。
そこには、あの批判し難いバッハ を批判せずに済ませたい、と見せかけたい、という意図が見え透いている。

要するに、こういう手合いは、音楽一般が解っていないだけではなく、モーツァルトの音楽すら解っていないのではないだろうか。
私は、モーツァルトを愛しているので、彼の音楽に小さな宇宙をみる。
<モーツァルティアン>の多くは、自身は夜郎自大で、モーツァルトには、矮小化した宇宙を見てはいないか。

この手の人にはこう言っておこう。
私たちは、あなた方よりも、余程、ありのままのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト を愛しています、と。

 

蛇足(コーダ):

 



家内が、「あなたは、ネガティブなことばかり言う」、と言って私を批判した。


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それはそうだ。
何事であれ、否定するという事は、肯定する事よりも論理的にも難しいからである。
肯定と否定は非対称的であり、難しい事は、面倒くさい事とは違い、それなりに楽しい場合もあるのである。

マルクスは生前に言っていたそうだ。
彼はマルクシストではない、と。

モーツァルトも言っているかもしれない、
彼はモーツァルティアンではない、と。

私は天才ではないので、天才の何たるかを知る由も無い。
ただ、私が外から眺めている限りは、天才とは、なにか、傍若無人に振舞える才能のようにも見て取れないこともない。

唯一人の例外と言ってもよいのがバッハである。
バッハは天才か?
ベートーヴェンの中にモーツァルトを捜すのはやめましょう。

赤字はデンマンが強調。)




21-22ページ
『前奏曲集―私はアマチュアである-作品 1の2』より

デンマン注: 太田将宏が会費を滞納したようで上のリンク先は削除されてます!

『クラシック鑑賞 3』にも掲載。
(2018年1月11日)




そうです、そうです。。。 思い出しました。。。 確かに去年(2018年)の1月11日に、上の記事に登場しました。。。



。。。だろう!? オマエの年だから、忘れたとしてもしょうがないけれど、一度、老人科のお医者さんに診てもらった方がいいよ。。。

そんなことより、どうしてオイラの記事を持ち出したのですか?

どうしてってぇ~、オマエは室井さんがモーツァルトを聴いて心が震えて、涙が止まらなくなってしまったのとは対照的に、「モーツァルトに無いものは、言ってみれば、こういうことを言ったらひとから嫌がられるだろうけれど、言わなければならないことは敢えて言う、とでもいった態度である」と断言しているのだよ。。。 まるで、裁判官が判決を下しているような えらそうな態度なのだよ!

つまり、この事が言いたくて オイラの記事を取り上げたのですか?

そうだよ。。。 だから、オマエの心の優しい奥さんから、次のように言われてしまったのだよ!

 



家内が、

あなたは、ネガティブなことばかり言う」、

と言って私を批判した。



(angrygal81.jpg)

 



あの心の優しい奥さんを、これほどまでにムカつかせたように、オマエはネガティブなことばかり言うのだよ!



デンマンさん! 人のことは言えませんよ!

僕もネガティブなことばかり言う、とオマエは言いたいのォ~?

当たり前でしょう! あの「現実主義者」と名乗る愚か者のことでは、デンマンさんは、足掛け3年にもわたって執拗にネガティブなことばかり言ってるではありませんかァ!

あのさァ~、批判すべきことは批判すべきなんだよ。。。  でも、心の優しい奥さんまでもムカつかせるような批判は絶対にやってはいけないことなんだよ!

つまり、デンマンさんは、あの「現実主義者」と名乗る愚か者をムカつかせてはいない、と言いたいのですか?

その通りだよ!

その証拠でもあるのですか?

あるのだよ。。。 僕が、あの愚か者を批判したのに対して、あの馬鹿がスキップして喜ぶ姿を見てごらんよ!


ネット不適応者探し

 


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『現実主義者 馬鹿の見本』

 



あのさァ~、オマエのおじいさんは元校長先生だったのだよ。。。つまり、隔世遺伝で、オマエもおじいさんの良い遺伝子を受け継いでいる。。。 だけど、遺伝子情報がよくても、悪い環境の変化や刺激によって遺伝子が眠ってしまえば、頭のよさは発揮できないのだよ!

引きこもり 現実主義者 偏差値 ネットの嫌われ者 イジメ 自殺
(masuo01e.png)

つまり、オイラは爺さんから素晴らしい遺伝子を受け継いでいるのに、反省しない、努力しないので、素晴らしい遺伝子が眠ったまま。。。 それでオイラは“馬鹿の見本”になっている、とデンマンさんは断定するのですか?

その通りだよ!

オイラが その眠っている遺伝子を目覚めさせ、馬鹿から抜け出すには、どうすれば良いのでしょうか?

ニーチェのおっさんが次のように言ったのだよ!

 


脱皮して生きてゆく


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脱皮しない蛇は破滅する。

人間もまったく同じだ。

古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、

やがて内側から腐っていき、

成長することなどできないどころか、

死んでしまう。


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常に新しく生きてゆくために、

わたしたちは考えを新陳代謝させていかなくてはならないのだ。

 

『曙光』 ニーチェ




043 『超訳 ニーチェの言葉』
訳者: 白取春彦
2010年3月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン

『脱皮しない蛇』に掲載。
(2014年1月20日)


 

引きこもり 現実主義者 偏差値 ネットの嫌われ者 イジメ 自殺

つまり、オイラが脱皮してない!…とデンマンさんは言うのですか?



当たり前だろう! “馬鹿の一つ覚え”で、悪口や、嫌がらせのコメントを書き廻って毎日を過ごしている! そして、オマエは誰からも嫌われている!

やっぱり、悪口や、アクタレ、誹謗・中傷をすることはいけないのでしょか?

当たり前だろう! このままオマエが反省しないで、いやがらせのコメントを書き続けると、やがてオマエは家族からの経済的援助が断ち切られて次のような状態になるのだよ!

 


(homeless.jpg)

 

引きこもり 現実主義者 偏差値 ネットの嫌われ者 イジメ 自殺

オイラは このように“ゆでガエル”のような哀れな状態になりたくありません!



だから、僕は、オマエから初めてコメントをもらってから かれこれ足掛け3年にもわたって、オマエがこのような状態にならないようにと、口をすっぱくして反省するようにと助言をしてきたのだよ!

つまり。。。、つまり。。。、オイラが引きこもって、嫌がらせのコメントを書く暇があったら、反省して努力して、まともなブログを立ち上げ、結婚できるような まともな人間になって欲しい。。。 そして女性に感動を与えるような記事を書いて欲しい。。。 デンマンさんは、そう思ってオイラを呼び出してくれたのですか?

その通りだよ。。。 オマエは、ちゃんと僕の心が読めるじゃないか! 嫌がらせのコメントを書くだけならまだしも、やがてオマエが“ゆでガエル”にならないようにと願って、僕は、こうしてオマエと付き合っているのだよ!。。。 だから、改心してまともなブログを立ち上げて欲しい! そうすれば、やがて、オマエも『馬鹿の見本』から抜け出して由香さんのお姉さんの由美さんとデートができるような いい男になれるのだよう!

 



(girl518k.png)

 

そうよ。。。

だから、デンマンさんの

おっしゃることを

良く聞いて「荒らし」を止めなさい。

 

「荒らし」を続けていたら

あなたは、今のように

蛇蝎のごとく嫌われる

ままなのよ!

 

だから、ここでニーチェの

おじ様が言ったように

脱皮して、反省して、努力して

素晴らしい遺伝子を

目覚めさせるのよ。

 

あなたが、りっぱになれば

私も喜んであなたと

おデイトするわよう!

うふふふふふふ。。。

 


 


(smilerol.gif)


わァ~~ うれしいなあああァ~。。。

由香さんのお姉さんの由美さんも

おいらが反省して努力して

『馬鹿の見本』から抜け出したら

デートしてくれると言ってます!

うれしいなあああァ~!

嫌がらせのコメントを書きまわらないで、

オイラは自分のブログを

立ち上げようと思います。

 

デンマンさんは、やっぱり

オイラを馬鹿にしてません。

オイラのために、心からの助言を

してくれるのです。。。

 

もうこうなったら、恥も外聞もなく

天にも舞い上がる気持ちで

スキップしたいと思います。


(smilejp.gif)

わァ~~ うれしいなあああァ~。。。

ルンルンルン ランランラ~♪~ン

もう一つおまけに

ルンルンルン ランランラ~♪~ン

ああァ~、うれしいなあああァ~。。。





『ネット不適応者探し』より
(2019年5月4日)




分かるだろう!? 僕に批判されても、「現実主義者」と名乗る、自分でも「クズの廃人」だと認めている愚か者は、僕の批判を受けて、スキップして喜んでいるのだよ! あの馬鹿は、けっしてムカついてはいないのだよ!



しかし。。。、しかし。。。、これはデンマンさんが自作自演で、あの馬鹿にスキップさせて喜ばせているだけじゃありませんかァ!

それは違うよ。。。 ちょっと次のリストを見て欲しい!

 


(ame90509m.png)


『拡大する』

『現実主義者 馬鹿の見本』


 



「現実主義者」と名乗る愚か者を批判する記事に、201人のアメブロ会員が賛同して“いいね”を付けているのだよ! もし、僕が理不尽に この愚か者を批判していたとすれば、多くのネット市民が オマエの心の優しい奥さんのようにムカつくはずなんだよ!



つまり、ムカつかずに“いいね”を付けたという事は、誰もが認める健全な批判だと言いたいのですか?

その通りだよ! だから、オマエもカール・ベーム率いるウィーン・フィルハーモ二ーが奏でるモーツァルトの『交響曲40番ト短調』を聴いて、室井さんのように心が震えて、涙が止まらなくなるほど泣いたらいいよ。。。

分かりました。。。 じゃあ、これからは妻をムカつかせないように、モーツァルトを聴いたら、滝のように涙を流して泣きたいと思います。。。

 


(cry007.gif)



(foolw.gif)


【レンゲの独り言】


(manila07.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも、カール・ベーム率いるウィーン・フィルハーモ二ーが奏でる

モーツァルトの『交響曲40番ト短調』を聴いて、

室井さんのように心が震えて、涙が止まらなくなるほど泣きましたか?

 


(girlcry5.gif)

 


(bohm01.jpg)



 

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっとも面白いことを話せ!」

あなたは、そのような命令口調で あたしに強制するのですか?

分かりましたわ。。。

これまで、太田さんはデンマンさんに さんざ馬鹿にされたので

そのお返しをしたのですわァ。

だから、太田さんは次のサイトで抗議録を公開したのです!


(kogiroku9.png)

『実際の抗議録』

デンマン注:しかし太田将宏が上の抗議録を掲載したサイトは消滅してしまいました!

 

デンマンさんも上の抗議録を読んで ムキになって反論しています。

『嘘を書く日記』

 

太田さんはこれに対しては反論ができないのか、それ以降 無言で通しています。

でも、そのうち忘れた頃にまたコメントを書き込むかもしれません。。。

あなたは、どう思いますか?

とにかく、ネットには “めちゃキモい”人たちがウヨウヨしています。

太田将宏さんは、まだ良い方ですわ。

中には、まるで得意になって、愚かな事をして遊んでいる オツムの足りない人たちがたくさん居ます。

また、見かけは普通のブログでも、悪徳スパマーが手を変え品を変えて 悪徳サイトへ誘い込もうとしています。

スパムコメントで褒められると、ついついその気になって、

相手のブログへ飛んでゆき、お返しに、あるいはお礼にと思って

読者に登録してしまったりするものですわァ。

どうか スパマーの思う壺にはまらないでくださいね。

悪徳スパマーは悪徳サイトへ誘おうと

てぐすね引いて待っているのですから。。。

悪徳サイトを利用して、

メールアドレスで登録したりすると、

あなたのメールアドレスは第3者や第4者に売られてしまう危険性があります。

あなたは、そのようなスパム・コメントや 成りすましスパマーには

騙されないと思い込んでいるでしょう?

でもねぇ~、もしかすると騙されているかもよ。。。

とにかく気をつけてくださいね。

次回も、さらに面白い話題が続きます。

あなたも、どうか、また記事を読みに戻ってきてください。

では。。。


(hand.gif)


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