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クルド人の苦難

2025-01-10 02:21:27 | 人間関係・コミュニケーショ


 

クルド人の苦難

 


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ケイトー。。。 クルド人の苦難 を救うつもりなのォ〜?


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いや。。。僕もシルヴィーもバンクーバーで暮らしているからねぇ。。。直接、日本に住んでいるクルド人の皆さんに救いの手を差し伸べることは ちょっと無理ですよ。。。

じゃあ、どういうわけでクルド人の苦難 を取り上げたのよ?

あのねぇ〜、バンクーバー市立図書館で借りたDVDを観たらクルド人の少年のことを取り上げた映画だったのですよ。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



 



DVD カバーの説明

 

Yusuf and his best friend Memo are pupils at a boarding school for Kurdish boys, secluded in the mountains of Eastern Anatolia. When Memo falls mysteriously ill, Yusuf is forced to struggle through the bureaucratic obstacles put up by the school's repressive authorities to try to help his friend.

But by the time the adults in charge finally understand the seriousness of Memo's condition and try to get him to the hospital, the school has been buried under a sudden, heavy snowfall. With no way out and now desperate to reach help, teachers and pupils engage in a blame game where grudges, feelings of guilt, and hidden secrets emerge, as time ticks mercilessly on and threatens to run out.




ユスフと彼の親友メモは、東アナトリアの山中に人里離れたクルド人男子のための寄宿学校の生徒。
メモが謎の病気にかかると、ユスフは友人を助けるために学校の抑圧的な当局が設けた官僚的な障害を乗り越えることを余儀なくされる。

しかし、担当の大人たちがようやくメモ君の状態の深刻さを理解し、病院に連れて行こうとしたとき、学校は突然の大雪にみまわれる。
逃げ道がなく、必死で助けを求めている教師と生徒たちは、容赦なく時間だけが過ぎ、時間切れの危機が迫る中、恨みや罪悪感を感じる教師たちや学校関係者は責任のなすり合いを始める。
やがて、救急車がやってくる。 そして隠された秘密が明らかになる。

(デンマン意訳)


 



でも、クルド人の少年が差別を受けているようなシーンは見当たりませんよねぇ〜。。。



この学校の生徒はすべてクルド人だから、生徒の間では差別はないのですよ。。。でも、先生はトルコ人なのです。。。

つまり、トルコ人の先生がクルド人の生徒を差別するのォ〜?

差別しようという意識はないものの、トルコ政府のクルド人に対する政策があるのです。。。だから、トルコ人の先生方は、そのクルド人に対する差別的な政策に従わざるをえない。。。

例えば、どういう差別があるのォ〜?

クルド人の生徒たちが、この学校に入学するまで住んでいた地域は「クルディスタン」と呼ばれている地域なのですよ。。。でも、学校では「クルディスタン」という言葉を口に出すことは禁止している。しかも、先生たちはクルド語を話せない。。。もちろん、クルド人の生徒たちはトルコ語で話し教育を受ける。。。

つまり、同じ国に住んでいるのにトルコ人とクルド人は全く違う言葉を話しているのォ〜?

 


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全く違う言葉を話しているのですよ。。。当然、授業はトルコ語で行われる。。。要するに、状況は、日本が朝鮮を植民地にしていた頃の日本人と朝鮮人の関係に似ている。



でも、「クルディスタン」と呼ばれている地域はトルコの植民地ではないでしょう?

「クルディスタン」は殖民地ではありません。。。トルコ国内にある地域です。。。日本で言うなら、東京から見て北海道のような東北部にあるのですよ。。。

それなのに、「クルディスタン」と呼ばれている地域に住んでいるクルド人は、まるでトルコの植民地のような扱いを受けているのォ〜?

そういうことです。。。トルコ政府はクルド人の上流階級の子どもたちを映画に出てくるような寄宿学校に入れて トルコ人化しようとしているわけですよ。。。

つまり、現在の国内に住むクルド人は、トルコ政府にとっては危険な人々だと考えられているのォ〜?

 


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そういうことです。。。



トルコ政府は、どうしてクルド人を危険な人たちだと考えているのォ〜?

クルド人は、これまでトルコ政府と対立してきたのですよ。。。

 



トルコ人とクルド人の

対立と論争


 


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東アナトリアのクルド人居住区(クルディスタン)のトルコへの編入は多数のクルド人により反対され、長期にわたる分離独立紛争が生じ、何千人もの命が失われた
この地域では、1920年から1930年に何度かの大きなクルド人による反乱が生じた。

大きなものには、オスマン時代のクルド人による軽騎兵隊ハミディエの出身者らが結成した「アザディ」(自由)が組織し、ナクシュバンディー教団のシャイフ・サイードを擁立して起こした1925年のシャイフ・サイードの反乱、アール県の住民らが起こした1927年から1930年のアララトの反乱がある。

これらは、トルコ政府により武力制圧され、この地域は1925年から1965年の間、軍により封鎖された外国人立ち入り禁止地域とされた

クルド人による文化的、政治的な活動の制限により分離独立者の考えを根絶すると言う政策が、トルコの初代大統領ケマル・アタチュルクにより実行され、その後の後継者の下でもその酷さを変えながらも継続されてきていた

1983年に、いくつかの県では、好戦的な分離独立主義者のクルディスタン労働者党(PKK)の活動に対して、戒厳令をしいた。
激しいゲリラ闘争が1980年代の残りと1990年代に行なわれた。

1993年には、トルコ南東部で治安維持活動を行なっていた治安部隊の数は、約20万人となり、この対立は中東で最大規模の内戦となった。
そこでは、地方から人がいなくなり、何千ものクルド人の村が破壊され、たくさんの略式の裁判による処刑が両陣営により行なわれた。
3万7千人以上の人々がその内戦で殺され、何十万もの人々が家を捨てることを余儀なくされた[。

その地域の状況は1999年にPKKのリーダーアブドゥッラー・オジャランの逮捕と、欧州連合により推奨されていた、クルド人の文化的活動に対する大規模な緩和措置の導入により、沈静化の方向へ向かった。

しかし、一部の政治的な迫害は継続中であり、トルコ・イラン国境は緊張状態にある。

2015年6月クルド民兵組織はシリアの要衝都市をISから奪還したと発表した。
シリアからの避難民がシリアトルコ国境に集結し、トルコは苦慮している。

シリアのクルド民兵組織は、トルコやイラクのクルド民兵組織ペシュメルガとも連携をとり、米軍の空爆の支援も受けてISと戦っている。
各国に分散しているクルド人はISとの戦いに勝利することがクルド人の国を作る機会ととらえているが、このことがシリア、イラク、トルコと微妙な関係の原因になっている。

2015年のトルコ総選挙で野党のクルド党は79議席を獲得し大躍進した。
大統領権限を強める憲法改正を狙うエルドアン大統領与党は第1党にはなったものの過半数は獲得できなかった。

1987年に、4つの新しい県、シュルナク県、バトマン県、ウードゥル県、アルダハン県がトルコ行政区画に新設された。
これらの領域に関して統一的な行政的区分は設けられておらず、またトルコ国家は同領域に対し「クルディスタン」の語を用いることを拒絶している




出典: 「北クルディスタン」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 


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あらっ。。。上の動画を観るとケイトーの故郷の埼玉県の蕨市でクルド人が騒いでいるのねぇ〜。。。



いや。。。僕の故郷は同じ埼玉県でも行田市です。。。蕨市は東京寄りで 車で20分ほど離れてます。。。

 


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埼玉県の蕨市で一部の市民が外国人排斥運動をしているのですよ。。。それに対して難民として蕨市にやって来たクルド人が抗議しているというわけです。



蕨(わらび)市にはクルド人が2,000人も住んでるのォ〜?

そうらしい。。。クルド人が住んでいる地区を蕨(わらび)市にちなんで「ワラビスタン」と呼んでいるのです。。。

でも、どういうわけで排斥運動が起こるのォ〜? 仲良く暮せばいいじゃない。。。

埼玉県蕨市において、クルド人に対する差別や攻撃の背景には、外国籍の男性同士の切りつけ事件の報道が影響しているようです。この事件では、クルド人7人が逮捕され、市立医療センター前に関係者ら約100人が集まる騒ぎとなった。この事件の報道後、SNSでは「クルド人は犯罪集団」といった投稿が広まり、市への抗議電話が400件ほどにのぼったというのです。

クルド人同士が騒動を起こしているのォ〜?

あのねぇ〜、このクルド人たちは、そのほとんどがトルコでの迫害や弾圧を逃れてやってきた人々だと言われている。彼らは「非正規滞在者」としてしか暮らすことができないため、就労や就学、日々の移動すら制限された暮らしを送ってるわけです。。。だから、不満や恨みや不安を抱えており、ちょっとしたことで仲間の間で傷害事件を起こしたりする。 そういうわけで不安を感じる蕨市民や外国人嫌いの人たちが集まって排斥運動をするわけですよ。。。

でも、傷害事件を起こす人などクルド人全体から見れば少ないのでしょう?

おそらく10%にもならないでしょう。。。多くのクルド人は日本に溶け込もうとしているのです。。。でもねぇ〜、最近では、クルド人を含めた外国人ヘイトはこの一年、SNS(交流サイト)上で急激に拡散しているらしい。。。。

どうしてそうなるのォ〜?

カナダは移民の国だから、海外から移住してきた人に対しては、寛大に受け入れる風土がある。。。でも、日本は江戸時代は鎖国していたから、外国人に対する耐性が欧米の国の人達と比べて少ないのですよ。。。だから、ちょっとしたことで外国人との摩擦が起きて、ヘイトスピーチにつながるのだと思う。。。

日本にやってくるクルド人の人たちは苦難を抱えてやって来るのだから、周りの人たちは思いやりを持って受け入れてあげたらいいのにねぇ〜。。。

あのねぇ〜、クルド人ばかりでなく、日本人だって、どこの国の人だって、1部のロクデナシが騒ぎを起こすのですよ。。。それがもとでクルド人は悪いやつだ。。。日本人はだめな奴だ、というような噂が立って排斥運動になってしまう。。。だから、もっと冷静になって考えてみる必要がありますよ。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ〜。。。

あなたも外国人排斥運動に関わっていますか?

そんな排斥運動に関わらないでクルド人とも仲良く暮らしてくださいね。。。

ええっ。。。「そんな事は、どうでもいいから他にもっと面白い話をしてよゥ!」

貴方は、そのような強い口調で わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。

シルヴィーさんが登場する 興味深い面白い記事は たくさんあります。

興味があったら、ぜひ次の記事を読んでみてください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』

『インドのキリスト』

『宗教戦争』


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『西部戦線異状なし』

『だらしない政治家』

『マトリックスの世界』

『細菌戦争』

『マルキの闇』

『チ−37偽札事件』

『核弾頭を積んでいた』

『サンダーバード号事件』

『チャーリー・ウィルソン』

『海外美女ダントツ』

『証拠の捏造』

『放射能悲劇』

『トランプ対ハリス』

『キリスト教での悪魔』

『大乗仏教の発祥地』

『うるわしい日本語』

『国家と個』

『ノーパン喫茶』

『アナタハン』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)



(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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