日本語の難しさ

(nihongo90.jpg)

(question8.png)

(nihonngo91.png)

(himiko93.jpg)

(himiko22b.gif)
デンマンさん。。。、バンクーバーで20年以上暮らしているので、最近 日本語を忘れるようになって、日本語の難しさをしみじみと感じているのでござ〜ますかァ〜?

(kato3.gif)
いや。。。この2年間、コロナの影響で日本にも帰省していないし、日本語の記事は書いているけれど、日本語を話してないのですよ。。。でも、日本語を忘れるようなことはありません。。。。
それなのに,どういうわけで日本語が難しいと思ったのですか?
あのねぇ〜、YouTubeで落語のクリップを探していたら、たまたま次の漫才のクリップを観たのですよ。。。

(tenya10.jpg)

あらっ。。。これは獅子てんや・瀬戸わんやさんの漫才ですわねぇ〜。。。ずいぶん古いものですわねぇ〜。。。

そうです。。。昭和時代の落語ブーム、漫才ブームの頃のクリップですよ。。。
デンマンさんは、この昭和時代のブームの頃には日本で暮らしていたのでござ〜♬〜ますかァ〜?
そうなのです。。。だから、懐かしく、笑い転げながら、昭和時代の思い出にふけりましたよ。。。
でも、日本語は、それほど難しいと思いますかァ〜?
上の漫才に出てきた「どうも」などは、意味があるようで、無いような、それでいて、けっこう意識せずに使っているのですよ。。。改めて「どういう意味?」と訊かれると、ちょっとまごついてしまいますよ。。。だから、外人が日本語を学ぶのは大変だと思います。。。日本人が英語を学ぶよりも、外人が日本語を学ぶ方が難しいと思いますよ。。。
でも、日本語が堪能な外人は、「日本語は易しい」と言いますわァ〜。。。
だから、そう思える外人だけが日本語を話すことができるのですよ。。。たいていの外人は「日本語は難しい」と思って勉強する気にもならないものですよ。。。
そうでしょうか?
僕の知り合いのカナダ人は、「日本語は難しい」と言いますよ。。。
でも、ジューンさんやシルヴィーさんは日本語がペラペラではありませんかァ〜?
あの二人は特別です。。。シルヴィーさんはインドネシアで生まれたのです。。。父親がオランダ人。。。母親は華僑の中国人。。。つまり、小さい頃から多言語の環境で育った。。。だから、オランダ語、英語、インドネシア語、日本語、広東語、北京語をペラペラに話すことができます。。。

■『JFK暗殺の証拠』

どうして日本語がペラペラなのですか?

シルヴィーさんの大好きな叔父さんが日本人なのですよ。。。
ジューンさんが日本語がペラペラに喋れるのはどういうわけでござ〜♬〜ますかァ〜?
ジューンさんが子供の頃住んでいた家の隣に日本人が住んでいた。。。

■『ヴィーナスのえくぼ』

そこの娘とジューンさんは小学校で同級生だったのですよ。。。そういうわけで、ジューンさんは子供の頃から日本人に好感をもっているのですよ。。。UBC(University of Britosh Columbia)では日本語を勉強したほどです。。。

ところで、「どうも」というのは、どういう意味ですか?
僕は卑弥子さんに訊きたいですよ。。。卑弥子さんは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのです。。。日本語に関しては専門家ではありませんか!
紫式部女史は「どうも」なんていうミーちゃん、ハーちゃんが使う言葉を使いませんでしたわァ〜。。。
そうですかァ〜。。。実は、僕も調べてみましたよ。。。ネットで調べたら次のように書いてありました。。。
どう‐も の解説
[副詞]
1 あれこれ考えたり試したりしてもなかなか満足できない気持ちを表す。
「何度やっても、どうもうまくいかない」「あの判決には、どうも納得できない」
2 物事の原因や理由がはっきりわからない気持ちを表す。
「どうも調子がおかしい」「理数系はどうも苦手だ」
3 根拠や理由がはっきりしないまま漠然と推測する気持ちを表す。
「明日は、どうも雨になりそうだ」「どうも無事らしい」
4 あいさつに用いて、深く感謝したり謝罪したりする気持ちを表す。
「どうもありがとう」「どうも失礼しました」
[感嘆詞]
気楽なあいさつや、気楽に謝意を表すときに用いる語。
「やあ、どうも」「どうも。いつもすいませんね」
例文
議論に勝った時でさえ、どうもこっちの云い分に空疎な所があるような気が・・・
芥川竜之介「兄貴のような心持」
性格のいい老人だったよ、どうも。 酔うといつでも大肌ぬぎになって、・・・
有島武郎「親子」
レンチは署名をした。どうも思慮を纏めることが出来ない。最早死の沈黙・・・
著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」
どうも の関連Q&A
(どうもという使い方について)
日本の方は「どうもどうも」って言っていることをよく聞きますが、 「どうもどうもどうも」ってどうもを3つ、4つ連発して言う人いますか。
高校の担任がどうもおかしい
高3の息子の担任の先生のことですが、最近どうもおかしいのではと感じる事が有り質問させていただきます。 その1 いきなり家庭訪問しようとする。 用件を聞いても「学年末試験前なの...
英文和訳をしてみましたが、どうもしっくりしません。ご教示いただければ幸いです
「どうも」の意味(GOO辞書)より

ところで、紫式部女史は「どうも」を使わずに、何と言ったのですかァ〜?

「どうも」というのは、上の説明にもありますが「あれこれ考えたり試したりしてもなかなか満足できない気持ち」「物事の原因や理由がはっきりわからない気持ち」「根拠や理由がはっきりしないまま漠然と推測する気持ち」「あいさつに用いて、深く感謝したり謝罪したりする気持ち」というように気持ち、つまり感情表現なのですわ。。。
だから、紫式部女史は、どういうわけで「どうも」を使わなかったのですか?
源氏物語に「どうも」は見当たりませんわ。。。当時は、そういう言葉は使われなかったようでござ〜ます。。。
でも、書き言葉と話し言葉は違うでしょう? 話し言葉の中で紫式部女史は「どうも」を使っていたのではありませんか?
確かに、明治の頃まで文語体と口語体は違っていました。。。でも、あたくしが調べたところでは、どうも、平安時代には「どうも」は会話の中では使われなかったようですわ。。。
つまり、そういう言い方はなかったのですか?
文章中には見当たりません。。。もしかすると、普段の会話の中で使われていたのかも知れませんが、あたくしの調べたところでは、会話の中でも、おそらく使われなかったと思います。。。
なぜですかァ〜?
文章中に出てこないということは、たぶん、「どうも」という言葉がなかった可能性が高いですわ。。。それに、『源氏物語』に出てくる人々は、感情をなるべく抑えていたのでござ〜ますわァ。。。
どうして。。。?
平安時代までは、比較的自由奔放に感情を表していたのですけれど、源氏物語が書かれる頃には、以前よりも文化や政治などが高度に進化してゆくのです。。。それに連れて人間の感情表現もより複雑になってくるですわ。。。古事記から文学の感情表現を追っていくと、古代最長の時代である平安時代は国風文化の爛熟とともに人間の二面性の感情コントロールもかなり高度化してきたのでござ〜ますわァ〜。。。
要するに、平安時代以前と違って感情をコントロールするようになったのですかァ〜?
そういうことでござ〜ます。。。それで、年を取ることによって涙もろくなったり感情的になったりすることを悪し様に言うのが当然というようになったのですわ。。。
つまり、感情をあらわに表すことは馬鹿のやることだと思われるようになったのですか?
そうですわ。。。だから、笑うことも、現代の笑いとはかなり違うものだったのでござ〜ます。。。
どのように違ったのですか?
『源氏物語』のなかでも、笑うという行為が冷笑、嘲笑を表現している場合がほとんどでござ〜ます。。。光源氏が柏木に当てこすった「笑い」なども、この冷笑、嘲笑にちかいのですわ。。。感情を隠すことが、紫式部女史が生きていた頃は人間関係を円滑にする有効な方法だったのでござ〜ます。。。
なるほどォ〜。。。気持ちや、感情表現を表すような言葉、たとえば、「どうも」のような言葉は使われなかったのですねぇ〜。。。
どうでござ〜ますわァ。。。だから、例えば、現在、ネットで見られるコメントを見ていると、神武君や現実君が感情をむき出して、あからさまにデッカイブーツさんや、すでに亡くなっているメグさんに対して、セクハラや、罵詈雑言を書いていますけれど、そういう事をする人物は、平安時代には完全な馬鹿だと思われたのですわ。。。うふふふふふ。。。
じゃあ、紫式部女史は、神武君や現実君のように感情をむき出して悪口や罵詈雑言を吐かなかったのですかァ〜?
手紙や、会話では、感情を抑えて悪口や罵詈雑言などは一切書きませんでした。。。もちろん、口に出して言わなかったのでござ〜ます。。。でも、感情をコントロールしすぎると不満が高まって、なんとかしなければなりません。。。そういうわけで、そういう不満や憎悪などは日記にしたためたのでござ〜ますわァ〜。。。
なるほどォ〜。。。なるほどォ〜。。。日記に、普段言えない悪い感情をぶちまけて、不満のはけ口にしたのですねぇ〜。。。
そうなのでござ〜ます。。。そういうわけで紫式部女史は、ライバルの清少納言女史の悪口を次のように日記に書いているのでござ〜♬〜ますわァ。。。うふふふふふふ。。。

(nihongo90.jpg)
清少納言女史は、実に得意顔で偉そうにしています。あれほど賢がって、漢字を書き散らすのはアホのすることですわ。
よく見れば、まだとても未熟な点がたくさんあります。
このように、他人よりも優(すぐ)れていると思っている人は、かならず見劣りがし、先行きは悪くなっていくに違いありません。
思わせぶりの振る舞いが身についてしまった人は、ひどく無風流でつまらない時でも、しみじみと情趣に浸ったり、また興趣深いことを見過ごすまいとしているうちに、自然とその折に適切ではない軽薄な振る舞いをしてしまうものです。
そのように実意のない態度が身についてしまった人の行く末が、どうして良いことがありましょうか。悪い結末が待っているのですわ。
卑弥子の現代語意訳

なるほどォ〜。。。「どうも」を使って、感情をコントロールしながら清少納言女史に嫌味を言えなかったので、日記に不満と憎悪をぶちまけたのですねぇ〜。。。

そうなのですわァ〜。。。紫式部女史の同時代の人々は、特に宮廷人は、神武君や現実君が感情をむき出して、あからさまにネットで公然とデッカイブーツさんや、すでに亡くなっているメグさんに対して、セクハラや、罵詈雑言を書いていますけれど、そういう事をする人物は、平安時代には完全な馬鹿だと思われたのでござ〜ます。。。うふふふふふ。。。
よく分かりました。。。勉強になりました。。。神武君や現実君が、この記事を読めば 少しは反省すると思います。。。


■『神武現実君』

(laugh16.gif)
【ジューンの独り言】

(june500.jpg)
ですってぇ〜。。。
神武君や、現実君が、この記事を読めば、少しは反省すると思いますかァ〜?
ええっ。。。「そんなことは、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
貴方が、そう言うのであれば、デンマンさんがピンタレストで「ランジェリー 下着」のページを立ち上げました。。。
覗いてみてください。。。

(shitagi23-06-30.jpg)
■『拡大する』
■『実際のページ』
ええっ。。。「そんなことは、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
貴方は、そのようなムカついた口調で あたくしに御命令するのですかァ〜?
分かりましたわァ〜。。。
じゃあ、ショッキングなニュースでもお伝えします。。。
かつて「セサミストリート」で子どもたちに慕われていた人気者のビル・コスビーは、芸能界では幅を利(き)かせて大きな“権力”を握り、百人近い女性に対してセックスを迫ったのです。。。
子どもたちに性的ないたずらをしなかったことが せめてもの罪ほろぼしですわァ〜。。。
ええっ。。。「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」
あなたは、そのような強い口調で 更に あたくしに ご命令なさるのですかァ〜?
分かりましたわァ。。。。
では、あなたもビックリするような
忠臣蔵のとっても古い映画をご覧くださいまし。。。
なんと。。。昭和3年(1928年)制作の『忠臣蔵』ですわよう!
無声映画ですけれど、弁士の方がなかなかうまい説明をしてくださいますわ。。。
つい、引き込まれて観てしまうのですわ。。。
浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)がどうしてヘマをしでかしたのか?
そのへんのところが詳しく映像に残っております。
観るだけの値打ちがありますわ。。。
では、どうぞ。。。
ところで、どうして小百合さんが
「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?

(sayuri5.gif)
あなたは ご存知ですかァ?
実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。
そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。

(suikyu9.jpg)
それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。
そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。
軽井沢・雲場池の紅葉
軽井沢のイルミネーション
秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。

(hand.gif)
メチャ面白い、
ためになる関連記事

(linger65.gif)
■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』
■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』

(house22.jpg)
■ 『カナダのバーナビーと軽井沢に
別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』

(30june.jpg)
■ 『センスあるランジェリー』

(surfing9.gif)

(sayuri5.gif)
ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。

(zurose2.jpg)
■『女帝の平和』
■『アタマにくる一言』
■『悪女レオタード@昌原市』
■『スウィートビーン』
■『ガチで浦島太郎やし』
■『ご苦労さま』
■『デンマンのはなし』
■『卑弥呼の墓』
■『室生犀星と人間学』
■『松平春嶽ダントツ』
■『英語は3語で伝わる』
■『くだらない物』
■『漢字で体操』
■『面白い漢字テスト』

(hama10.jpg)
■『日本のエロい文化』
■『女のオナラ』
■『紫式部と宮本武蔵』
■『頼朝の死の謎』
■『パンツと戦争』
■『海外美女 新着記事』
■『日本語を作った男』
■『江戸の敵を長崎で』
■『芸術は尻だ』
■『尻の芸術』
■『左翼的な下着』
■『エロい源氏』
■『ネット市民は見ている』

(costa04b.jpg)
■『朝妻船』
■『阿修羅を探して』
■『羅漢と良寛』
■『源氏エロ』
■『元寇船』
■『ハマガソ』
■『歴史ロマン@バンコク』
■『平安のキス』
■『大久保独裁政権』
■『愛情ゲットの呪術』
■『源氏物語とおばさん』
■『たこつぼ探し』
■『光源氏の弟』
■『勝負服』
■『大伴家持の野心』
■『そこが天才の偉いとこか?』

(godiva05.jpg)

(byebye.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます