未来予測 (PART 1)
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ケイトー。。。、今日は不吉な未来を予測するわけなのォ~?
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シルヴィーは、近いうちに人類が滅亡すると思う?
そうねぇ~、あの将軍様が国内の反乱によって、その座を終われるようなことがあると、気が狂ってすべての核爆弾のボタンを押して 世界を破滅に追い込む可能性が無いとも言えないわよねぇ~。。。
でもねぇ~、将軍様は血のつながった兄貴まで殺してしまうという、恐怖政治を行っているのですよ。。。 だから、反逆する市民も官僚も大臣も居ないと思うよ。。。 とにかく、秘密警察の目や隣人が あちこちに目を光られていて、ちょっとしたことでも密告されるので、北朝鮮人民は反抗する気力も失われているみたいだよ。。。
とにかく、あの国は不思議で怖い国よねぇ~。。。
あの将軍様のことは置いておくとして、最近、オーストラリアのシンクタンクが、今後30年の気候変動にまつわるリスクを分析し、最悪の場合、人類文明が終焉に向かうかもしれないという衝撃的な予測を発表したのですよ。。。
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■『2050年人類滅亡!?
豪シンクタンクの衝撃的な未来予測』
つまり、今日は2050年に人類が滅亡するかもしれないということを話すわけぇ~?
いや。。。 そうじゃないのですよ。。。 予測は、往々にして外れてしまうということについて話そうと思うのですよ。。。
つまり、2050年に人類が滅亡することは無いと言いたいわけぇ~?
そういうことです。。。 なぜなら、これまでに、そう言う事を言う人はたくさんいたのですよ。。。
例えば。。。?
シルヴィーは宇治の鳳凰堂を見たことがある?
写真なら見たことがあるわ。。。
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鳳凰堂建立の思想的・信仰的背景
『観無量寿経』の一節に「若欲至心生西方者、先当観於一丈六像在池水上」(若し至心に西方に生まれんと欲する者は、先ず当(まさ)に一の丈六の像池水の上に在(いま)すを観るべし)とある。
鳳凰堂とその周囲の浄土式庭園は、『観無量寿経』の所説に基づき、西方極楽浄土とその教主である阿弥陀如来を観想(特定の対象に心を集中させること)するために造られたとするのが定説である。
飛鳥・奈良・平安前期に広まった仏教は、現世での救済を求めるものであった。
平等院が創建された平安時代後期になると、日本では「末法思想」が広く信じられていた。
末法思想とは、釈尊の入滅から2000年目以降は仏法が廃れるという思想である。
しかし、天災人災が続いたため人々の不安は一層深まり、終末論的な思想として捉えられるようになり、この不安から逃れるための厭世的な思想として捉えられるようになる。
仏教も現世での救済から来世での救済に変わっていった。
平等院が創建された永承7年(1052年)は、当時の思想ではまさに「末法」の元年に当たっており、当時の貴族は極楽往生を願い、西方極楽浄土の教主とされる阿弥陀如来を本尊とする仏堂を盛んに造営した。
鳳凰堂とその堂内の阿弥陀仏、壁扉画や供養菩薩像、周囲の庭園などは『観無量寿経』の所説に基づき、西方極楽浄土を観想するため、現世の極楽浄土として造られたことは間違いない。
出典: 「平等院」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平等院が創建された永承7年(1052年)は、当時の思想ではまさに「末法」の元年に当たっており、多くの人々が「ああ、この世はもう終わりだ。。。 せめて、あの世では救われたいものだ」と願いながら仏堂を盛んに造営したのですよ。。。
つまり、2050年に人類が滅亡するかもしれない、ということも言ってみれば、21世紀の「末法思想」だと、ケイトーは言いたいわけぇ~?
確かに、似ているけれど、決定的な違いは、宗教的な要素が無いということですよ。。。
つまり、科学的な分析に基づいて人類の滅亡を予測しているので、仏教の「末法思想」よりは信頼できるというわけぇ~?
そうです。。。 仏教の「末法思想」よりは信頼できる。。。 でも、僕は信じられないのですよ。。。
どうして。。。?
あのねぇ~、現代人がタイムマシンに乗って1052年の世界に行けたとしたら、たぶん、当時の「末法思想」を信じないどころか、「皆さん、そのような宗教的な迷信に惑わされないように!」とメガホンをもって庶民の間に迷信だということを触れ回ると思うのですよ。。。
でも、当時、そのような事を言ったら、仏教を信じている狂信者に殺されてしまうわよゥ。。。
確かに、そうなるのがオチかもしれない。。。 でもねぇ~、100年後の人間が、2050年に人類が滅亡するという予測をネットで見たら、ちょうど同じような事を言うと思うのですよ。。。
つまり、100年後の人間にとって、オーストラリアのシンクタンクが予測した「2050年の人類の滅亡」のシナリオは、100年後の人間にとっては、科学的にも根拠が薄いと見られてしまう、とケイトーは言いたいわけぇ~?
そうです。。。 それには僕なりの根拠があるのですよ。。。 かつて、僕は次のドキュメンタリーを見た。。。
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July 11, 2017
Directed by Enrico Cerasuolo in 2012, this is a 90-minute documentary that provides provocative insights into the fundamental reasons behind the ongoing global ecological and economic crises as well as a vision of a more hopeful future.
Although it is a profoundly thought-provoking documentary, it doesn't supply enough data to convince me about the seriousness of the upcoming crises.
The updated conclusions stimulate interest, but don't give much information on actions for avoiding the crises.
2012年にエンリコ・チェラスオーロ監督によって制作された この90分のドキュメンタリーは、現在進行中の世界的な生態学的および経済的危機の背後にある根本的な理由を究明し、有望な未来のビジョンを提示している。
しかし、深く考えさせられるドキュメンタリーではあるけれど、今後の危機の深刻さについて充分に納得させるだけのデータを提示してない。
現状を考慮して更新された結論は興味深いけれど、危機を回避するための具体策に関する情報は乏しい。
【デンマン訳】
40年ほど前の予測では、石油は枯渇して、21世紀にはいると、新しいエネルギーを見つけねばならなくなるというようなことが言われていた。。。 もちろん、現在、まだ石油はなくなってない! それで、その当時の予測を更新して、新たな予測を導き出したというのが2012年制作のドキュメンタリーの骨子ですよ。。。
つまり、ケイトーは、上のドキュメンタリーを見たけれど、深く考えさせられるドキュメンタリーではあるけれど、今後の危機の深刻さについて充分に納得させるだけのデータを提示してない。 現状を考慮して更新された結論は興味深いけれど、危機を回避するための具体策に関する情報は乏しいと思ったわけねぇ~。。。
その通りです。。。 あのねぇ~、元イギリスの首相が言ったとされる諺があるのですよ。。。 「うそには3種類ある。 嘘と大嘘、そして統計である」というものですよ。。。 つまり、正しい統計を正しく解釈すれば、未来予測も可能だけれど、でっち上げたような不正な統計をこね回して未来予測をすれば、それは嘘と等しいということです。。。
嘘、大嘘、そして統計
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『嘘、大嘘、そして統計』(Lies, damned lies, and statistics)は、数字の説得力、特に弱い論証を支えるために統計が使用されることを言い表した表現である。
また、相手の意見を証明するために用いられた統計を疑う時に口語的に用いられることもある。
アメリカ合衆国では、この語句は特にマーク・トウェインによって世の中に広まった。
トウェインは、この語句を19世紀のイギリスの首相ベンジャミン・ディズレーリ(1804年 - 1881年)のものと紹介した: 『世の中には3種類の嘘がある: 嘘、大嘘、そして統計だ』(There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics)。
しかしながら、この言い回しはディズレーリのいかなる著作にも見られず、初めて登場したのはディズレーリの死後である。
ゆえに、その他の考案者も提唱されている。
出典: 「嘘、大嘘、そして統計」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
要するに、「2050年の人類の滅亡説」も2012年に制作されたドキュメンタリーも、正しい統計を正しく解釈してないように思えるので信じられないというわけねぇ~。。。
そういうことです。。。
じゃあ、あのどうしようもないトランプ大統領と同じように、地球温暖化も人類による気象異常もケイトーは信じていないわけぇ~?
いや、人類による二酸化亜炭素放出による地球温暖化は信じています。。。
それは、どういうわけ。。。?
実は次のドキュメンタリーも見たのですよ。。。
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■『実際のページ』
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My Comment
June 05, 2019
Directed by Louie Psihoyos in 2015, this 95-minute documentary exposes the forces that will lead our plnet to its next mass extinction, potentially resulting in the loss of half of all species.
Enlightening and fascinating!
2015年にルイ・シホヨス監督によって制作された この95分のドキュメンタリーは、地球上の生物種の半分が消滅する可能性がある次の大量絶滅を起こさせる原因を暴(あば)いてみせる。
目からウロコの啓発をゲットさせ、しみじみと説得されるような魅力的な記録映画!
【デンマン訳】
つまり、「2050年の人類の滅亡」のシナリオは大げさで信じられないけれど、人類がこのまま二酸化炭素を放出していると、やがて人類どころか地球上の生物種の半分が絶滅するような危機的な状況になるというわけぇ~?
そうですよ。。。 上のドキュメンタリーを見れば、シルヴィーも信じることができますよ。。。
じゃあ、トランプ大統領も見るべきねぇ~。。。
でもねぇ~、トランプさんは、実は、わかっているのですよ! でも、二酸化炭素の放出を制限させることはできないと思うよ。。。
どうして。。。?
おそらく、大企業との間で、そのような密約が選挙の前にあったと思うんだよ。。。
つまり、それを破ったら2期目に当選することはできないというわけ?
そうです。。。 だから、もしトランプさんが二酸化炭素放出の制限をまじめに考えるとすれば、それは2期目に勝利した後になると思います。。。
そうするかしら。。。?
とにかく、このまま二酸化炭素の放出が続いたとしても、大量絶滅が起こる前にトランプさんは自然死していると思うけれど。。。
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