キャッチ22
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デンマンさん。。。 キャッチ22 というような奇妙なタイトルを付けましたけれど、そういう食べ物があるのですかァ~?
もちろん、そういう番号が付いたような食べ物などありませんよ。。。
いったい、キャッチ22 というのは何ですか?
映画のタイトルですよ。。。実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのです。。。
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映画化とあらすじ
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『キャッチ=22』(Catch-22)は、ジョセフ・ヘラーが1961年に発表した小説。
堂々巡りの状況での戦争を、混乱した時間軸のなか幻想ともユーモアともつかない独特の筆致で描いた戦記風の物語。
狂気の戦争、戦争の狂気を描いた作品として、しばしば『M★A★S★H』および『虚航船団』などと比される。表題の「キャッチ」は陥穽(落とし穴)、「22」は「軍規第22項」の意味。
1970年に映画化された。
あらすじ
舞台は第2次世界大戦中のイタリアのとある小島ピアノーザ島。
アメリカ空軍爆撃隊に所属している主人公ヨッサリアンは、狂っている将校と狂っている同輩、そして自らの狂気におびえている。
ひたすらに死を恐れ上官の暗殺をくわだてるパイロット、ただ他者の足を引っ張ることしか考えていない将軍、卵を7セントで仕入れて5セントで販売する食堂担当者、墜落した飛行機の搭乗名簿にのっていたばかりに死人として扱われる軍医、などに囲まれる主人公は、一刻も早い除隊を求め、日々ドイツ軍陣地に爆撃を繰り返すものの、除隊に要求される爆撃回数は到達のたびに増えていく…。
言葉としてのキャッチ22
発表以降、本作のタイトルは英語で「ジレンマ」、「どうあがいても身動きの取れない(状況)」を指すスラングとして定着した。
これは、本小説全体のムードと併せ、特に小説中の軍規22項の運用。
例えば、「狂気に陥ったものは自ら請願すれば除隊できる。ただし、自分の狂気を意識できる程度ではまだ狂っているとは認められない」という小説の中のセリフから来ている。
出典:「キャッチ=22」
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上の「あらすじ」には食べ物のことは一切出ていませんけれど、この映画の中に食べ物のことが出てくるのですかァ~?
出てきます。。。上の「あらすじ」の中にも「卵を7セントで仕入れて5セントで販売する食堂担当者」というマイロ・マインダーバインダー中尉が出ています。。。
卵ですか?
もちろん卵以外の食べ物も出てくるのですよ。。。次のシーンを見てください。。。
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you'de be happy with your lamb chops.
(あなたが手に持っているうまい)ラムチョップを食べれば幸せな気分になるでしょう。
向かって左の男が一癖も二癖もある食堂担当者のマイロ・マインダーバインダー中尉です。。。彼が話しかけているのがラムチョップを食べているコーン中佐で、中尉が手に持っているステンレスの蓋の中に中佐が食べている特製のラムチョップが入っていたのです。。。
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つまり、後で何かと便宜を取り計らってもらおうとマイロ・マインダーバインダー中尉はコーン中佐に特別待遇をしようとしているわけです。。。
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And it's not just Donibristle we're talking about.
それで、こうして話しているのは、なにも(うまいラムチョップを作るために必要な羊をゲットするスコットランドの)ドニブリストルという町の話だけではないのですよ。
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Do you like strudel, sir?
コーン中佐、あなたはシュトゥルーデルが好きですか?
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Everybody likes strudel, son.
オマエさァ、誰だってシュトゥルーデルは好きなんだよ。
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中佐:I miss it, too. Me too.
中尉:As do I.
中佐:シュトゥルーデルが食べたいなァ~。。。ホントに。。。
中尉:私もですけれど。。。
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If I was mess officer, I could fix it.
私がもし食堂担当士官であれば、中佐のお望み通りにいたしますよ。
こうして中尉は、まんまと食堂担当士官になってしまうのですよ。。。
ずいぶんと悪賢い中尉なのですわねぇ~。。。
そうです。。。もっと大胆なことまでやらかす面白い人物なのですよ。。。ところで、僕はシュトゥルーデル(strudel)という単語を初めて見たのですよ。。。でも、辞書を引いたら、アンダーラインが引いてあったので、初めてではなかったのです。。。すっかり忘れていたのですよ。。。
シュトゥルーデル
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シュトゥルーデル(Strudel)は、詰め物を幾層にも巻く甘い菓子であり、クリームを添えて供されることが多い。
18世紀にハプスブルク君主国中で知られるようになり人気を得た。
シュトゥルーデルはオーストリア料理と最も結びついているが、以前のオーストリア=ハンガリー帝国に属するこの地域全体の伝統的な菓子である。
国外ではあまり知られていないが、特に肉や野菜をくるんだものは粉の食事(Mehlspeise)とも呼ばれ、その名の通りそれだけで立派な食事として扱われることも多い。
最も古いシュトゥルーデルのレシピは1696年の手書きのレシピであり、ウィーン市立図書館が所蔵する。
この菓子は東ローマ帝国または中東の菓子と類似した起源を持つ。
それがクロアチアとボスニア経由でオーストリアの食卓に持ち込まれているため、ブレクからの派生といえる。
他にもイタリアのピザ生地の元になった等、様々な菓子や料理の元であるという説がいくつもある。
語源
「Strudel」というドイツ語の名前は、中世ドイツ語で「渦」や「渦巻き」を意味する語の派生である。
英語の「Strudel」は、ではドイツからの借用語である。
ハンガリーではレーテシュ(Retes)、スロベニアではシュトルデリ(štrudelj)またはザヴィテク(zavitek)、チェコではザーヴィン(zavin)またはシュトルードル(štrudl)、
スロバキアではザーヴィン(zavin)またはシュトルードラ(štrudľa)、ルーマニアではシュトルデル(ștrudel)、クロアチアではシュトルドラ(štrudla)またはサヴィヤチャ(savijača)と呼ばれる。
シュトゥルーデルは、ブラジル南部、ボスニア・ヘルツェゴビナおよび他の旧ユーゴスラビア各国でも人気である。
出典: 「シュトゥルーデル」
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真由美ちゃんは知ってたァ~?
日本で暮らしていた時には知りませんでしたけれど、バンクーバーで暮らすようになったらウィーンから移住してきた友だちに誘われてオーストリア風カフェで本場の「シュトゥルーデル」を食べたことがありました。。。初めに見た時にはデニッシュだと思いましたわァ~。。。
デニッシュ
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デニッシュ(Danish)とは、パンの一種。
デンマークやその周辺のスカンジナビア諸国に源を発し、世界各国で様々なものを指す場合がある。
「デニッシュ・ペストリー」という呼び方もある。
原料として、小麦、イースト、牛乳、卵、多量のバターを含む。
その他の油脂類を含む場合もある。
イーストの入ったパン生地を薄く延ばし、バターを塗り込み何重にも重ね、巻き込む。
数回繰り返すことでサクサクする食感やバターの風味ができ上がる。
ただし作り方には例外もある。
デンマークではチョコレートや砂糖等をトッピングしたり、ジャム、マルチパン、カスタードを詰めたりするものもある。
形もいろいろあり、中に詰め物のある丸いものや、螺旋状に巻いたもの、ひらがなの「め」の字に似た「クリンゲル」などもある。
デンマークのパン職人が、酪農王国ならではのバターや鶏卵をたっぷり使ってサクサクとした食感の生地に改良した。
クロワッサンのようなバターを何層にも折り込んだパン生地に、フィリングとコーティングやトッピングを組み合わせ、様々な種類を作ることができる。
生地はクロワッサンに似ている。
だが、クロワッサンと同生地を使っている店と、別生地を使っている店があり、一概に同じとは言えない。
デンマークでは誕生日などのお祝いにはケーキの代わりに食べる。
大きな「クリンゲル」や、子供のバースディには男の子や女の子の形の「カイヤマン」を作り、みんなで切り分けて食べる。
デニッシュとはデンマークが由来と言う意味だが、そのデンマークでは、オーストリアのウィーンで発祥したと伝えられているため「ヴィナーボズ(Wienerbrod)」(ウィーンのパン)と呼ばれている。
日本ではアンデルセンで販売されたのが最初。
1959年、タカキベーカリーの創業者高木俊介がはじめて欧州旅行にでかけ、デンマークのコペンハーゲンのホテル・ヨーロッパで食べた、朝食のデニッシュペストリーに感動したのがきっかけ。
菓子パンとしてのみならず、ベシャメルソースやトマトソース、マヨネーズなどと具を乗せて焼いた調理パンとしても多く流通している。
出典: 「デニッシュ」
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確かに似てますねぇ~。。。おそらく、デニッシュはシュトゥルーデルを食べたオランダ人が真似をして作ったのだと僕は思いますよ。。。
そうでしょうか?
だってぇ~、似すぎているでしょう!? ところで、真由美ちゃんはよくデニッシュを食べるのォ~?
りんごデニッシュが好物です。。。
じゃあ、真由美ちゃんの今度の休日に 一緒に食べにゆきましょうねぇ~。。。
初出: 2021年2月8日
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【デンマンの独り言】
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ところで、真由美ちゃんは、ノース・バンクーバーでホームステーしながらVCC (Vancouver Community College) にかよってパン職人・ベーグル職人の勉強と実習に励んでいました。
2016年の9月に卒業式を終えて、
現在、バンクーバー市内の旨いベーグルを提供するカフェ・レストランで働いています。
学生時代には、先生やクラスメートとの英会話には、まごつくことがあったそうです。
外国語というのは習得するのが実に大変です。
あなたは英会話を勉強してますか?
できれば、英語を話している国へ行って英会話を勉強するのが一番です。
でもねぇ~、英会話を勉強する方法に王道はありません。
人それぞれです。。。
自分に合った勉強法を見つけるのが、英会話の上達の早道だと僕は思いますね。
同じことを同じように勉強しても、人によって上達が違うのですよ。
僕の経験で言っても、人によって、語学の才能というのはまちまちです。
太田将宏老人のように、40年もカナダに住んでいるのに英会話が満足にできずに 6人成りすまして日本語でブログにコメントを書きなぐって余生を過ごす人もいます。
なかには、日本語を忘れてしまうほど、英語にどっぷりと浸かってしまう人もいます。
20年以上英語圏で英語を話してますけれど、
僕は、漢字を忘れることはあっても、日本語を忘れることはありません。
もちろん、今でも、英語を話すよりも日本語を話す方が楽に話せます。
僕自身は語学の才能があるとは思ってませんが、
僕が、カナダ人と笑いながら話しているのを聞いていると、真由美ちゃんには さっぱり 何を話しているのか解らないと言うのですよね。
僕がペラペラと英語を話しているように見えるのだそうです。
早くデンマンさんのように 英語がしゃべれるようになりたい、と真由美ちゃんは言います。
しかし、僕は、常に、英語を日本語のように しゃべれたら いいなと思っているのですよ。
外国語を母国語のように話すのは、本当に難しいと思います。
いずれにしても、真由美ちゃんは小さい頃からの夢が叶ってぇバンクーバーにやって来たのです!
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ところで、あなたはバンクーバーに行ったことがありますか?
とっても素敵な街ですよ。
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世界で最も住みやすい街バンクーバー
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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?
卑弥子さんが バンクーバーにやって来たのは 2008年の元旦の2週間ほど前でした。
クリスマスをバンクバーで過ごして、それから元旦の“Polar Bear Swim (寒中水泳)”に参加したのです。
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上のビデオを見ると、まるで真夏のようでしょう?
ところが気温は確か2度ぐらいでした。
水の中の方が暖かかったのです。
とにかく、バンクーバーには面白い人たちがたくさん居ますゥ。
あなたも、お暇と お金の余裕があったらぜひ出かけてみてください。
では、また興味深い、面白い記事を書くつもりです。
だから、どうか、あなたも またやって来てくださいねぇ~~。
じゃあね。
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If you've got some time,
Please read one of the following artciles:
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■『まんじゅう@富岡』
■『ん?トゥーランドット』
■『女の子の夢』
■『イヴォワールのレストラン』
■『151歳の誕生日』
■『お皿をぺろぺろ』
■『ポップス@蕎麦屋』
■『検便と回虫』
■『スコーンとプディング』
■『スコーン姉妹』
■『ピラミス 美術館』
■『明治屋 圧力ジャム』
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■『雁とがんもどき』
■『グルメブーム』
■『行田物語@ナポリ』
■『栗餅』
■『日本で再会ね』
■『コロッケパン』
■『日本のパン文化』
■『小女子』
■『カエルジュース』
■『152歳の誕生日』
■『かぐや姫フィーバー』
■『クスクス笑わないで』
■『セビチェ』
■『ラーメンブーム』
■『自然治癒力』
■『カナダ紀行カナダ事情』
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■『猫カフェと癒し』
■『ポメロ』
■『カワウソ見たい』
■『生パンツ系に惹かれて』
■『ティラミスとピラティス』
■『這っても黒豆』
■『アイ、アイ、ツーアイズ』
■『ネコの話』
■『パリのフォア・グラ』
■『酪酸が腸の免疫力アップ』
■『日本は天国か?』
■『猫の記憶』
■『すき焼きミステリー』
■『空也餅』
■『猟師の常識』
■『猫カフェde癒し』
■『餃子とベーグル@宇都宮』
■『ちゃぶ台』
■『フォアグラ好き?』
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