贋金づくり

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デンマンさんはニセ金を作ろうとしているのですか?

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まさかァ〜!。。。明治時代ならまだしも、現在、贋金を作ろうとしても直ぐに偽物(にせもの)だとバレてしまいますよ。。。最近のお札は、似せて作ろうとしても、絶対に本物と同じようには作れないような高度な技術で作られているのです。。。だから、ニセ金を作ろうなどと考えるよりも、働いてカネを稼いだほうが手っ取り早いですよ。。。
それなのに、どういうわけで贋金づくり を取り上げたのですか?
実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。

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あらすじ

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「Tメン」は紙幣偽造防止のためのアメリカ財務省の特殊諜報員のこと。
この映画もTメンがマフィア偽造組織に潜入捜査するので、「おいおい、悪人たちに潜入捜査がバレないか?」とハラハラしながら観ることになるサスペンス映画。
監督はアンソニー・マン。
実際にアメリカで起こった事件(上海偽造事件)を元にしており、リアリズム描写と様式美あふれるジョン・オルトン撮影監督の手腕が光る。
ノワール(犯罪)映画で重要だと言われている「影やコントラストを上手く使った色調」で撮影されており、潜入捜査官は逃げ場のない閉塞感が作品全体に覆いかぶさる。
本作でも、ノワール映画の例外に漏れず、夜間ロケーションが多いという典型的なノワール作品と言える。
また、ジョン・オルトンの撮影では、サウナ風呂の蒸気や催涙ガス煙幕などが光を上手く使って捉えられているので芸術的な印象すら受ける場面がある。
物語は、アメリカ東部で偽造紙幣事件が発生し、財務省の特殊諜報員をマフィア偽造ルートに潜入捜査させることになる。
ここで犯罪者たちはイタリア系と思われるので、財務省の中でもイタリア系アメリカ人でイタリア語に堪能な二人が選ばれる。
選ばれた二人、デニス・オブライエン(デニス・オキーフ)は“ヴァニー・ハリガン”と名乗り、トニー・ジェナーロ(アルフレッド・ライダー)は“トニー・ガルヴァーニ” と名乗って、イタリア系の雰囲気出しながら潜入していく。
潜入前に、過去の犯罪史を緻密に調査して、それらの情報を記憶してから潜入するという緻密さ。
この潜入し始める件は、まずイタリア系宿屋の主人に接触して信用させ、組織の下っ端も信用させて、更にその裏側に潜む人物といった具合に着々と組織の深いところへ入って行く。
本当の立場がばれるのではないか?…とハラハラドキドキが続く。
本作は、実話に基づくノワール映画であり、財務省の覆面捜査官たちの運命を見事に描いた佳作。

ヒヤヒヤするサスペンス・スリラーですねぇ〜。。。デンマンさんは12月2日に観てコメントを書き込んだのですわねぇ〜。。。

そうです。。。
ギャングが贋金を作るのを阻止するためにT-Manと呼ばれる財務省のエージェントがギャングの仲間に成りすまして、その黒幕の親分を突き止めるという物語ですねぇ〜。。。
そういうことです。。。
。。。で、どういうわけでこの映画を取り上げたのですか?
実は、次の場面を観てベティさんに聞きたいことがあったのですよ。。。

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We're cooking!

この場面を見れば分かるように、We're cooking!と言ってるけど、この場所はキッチンではないのですよ。。。当然、料理をしているわけじゃない!

つまり、どういうわけで「料理している」と言っているのか? それが知りたいのですか?
そうです。。。
。。。で、どういう状況で「料理している」と言ってるのですか?
この場面の前に次のような会話をしているのですよ。。。

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この真ん中の人物は「スキーマー(Schemer)」と呼ばれている男で、贋金づくりに深く関わっている。。。両脇の二人がT-menと呼ばれているギャング団に潜入している覆面エージェントです。。。このスキーマーには最近、仲間の評判が良くない。。。そういう噂があるということを二人の捜査官が、わざとこの男に知らせているのですよ。。。

つまり、スキーマーを不安な気持ちに陥(おとしい)れようとしているわけですねぇ〜。。。
そういうことです。。。この男が部屋から出たあとでWe're cooking!と言うのです。。。
分かりました。。。cook には俗語で次のような意味があるのですわ。。。
①(計算などに)手を加える。
②いじる。
③ごまかす。
④ヘトヘトに疲れさせる(通例、受け身で使われる)
この場合、②か③ですわ。。。具体的には仲間割れさせようと二人のエージェントがスキーマーを不安な気持ちに陥れようとしているのですわ。。。「騙す」「そそのかす」に近い意味で使われてると思いますわ。。。
なるほどォ〜。。。納得しました。。。次の場面はスキーマーが電話で相手に伝えているのですよ。。。

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I got you over a barrel.

スキーマーが部屋から出ていったあとで、この場面が出てくるのですよ。。。公衆電話で相手に上のように言うのです。。。これは どういう意味ですか?

have someone over a barrel で「(人を)身動きできなくする」あるいは「(人を)窮地に陥れる」という意味があるのですわ。。。スキーマーは不安な気持ちになって、思い当たる相手に脅しの電話をしたのだと思いますわ。。。つまり、「もし、俺をのけものにしようとしても、それはできないよ、なぜなら俺が一言でもボスに言えばオマエは身動きできなくなるのだから。。。」という思いで言ったのだと思いますわ。。。
なるほどォ〜。。。ベティさんも、この映画を観たのですか?
いいえ。。。私は、こういうギャング映画は好きではないのです。。。だから、観ていませんわ。。。
さすがにベティさんはカナダ生まれでカナダ育ちだから、英語はお手の物ですねぇ〜。。。じゃあ、ついでだから、次の場面も説明してください。。。

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The joint I'm in shakes you down.

この会話は、前に出てきた部屋の中でかわされる会話なのですよ。。。エージェントがスキーマーに向かって言うのです。。。

jointにはいろいろな意味がありますわ。。。ギャングが出てくる映画だから、考えられるのは次の3つですわ。。。
①あへん窟(アヘンを吸わせるパーラー)
②不法なとばく宿
③もぐり酒場
映画では、このどれが出てくるのですか?
安ホテルの中にある不法な賭博場が出てきますよ。。。
それならばshake down というのは「(人から)金を巻き上げる」「ゆすり取る」という意味ですわァ〜。。。
。。。ということは「俺が出入りする不法な賭博場ではオマエも金を巻きげられるぜ」という意味になるのですか?
そういう意味になると思います。。。
じゃあ、次は続けて3つの場面を見てください。。。

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I think it can be finagled.

この場面はスキーマーが住んでいる部屋での会話です。。。覆面エージェントが「この場所って、なかなか便利なところにあるよねぇ。。。あのさァ〜、ここに俺の部屋を1つ都合してくれないかなァ〜」とスキーマーに言うのですよ。。。すると、最後の場面で、スキーマーが答えて言うのです。。。 I think it can be finagled.。。。これはどういう意味ですか?。。。僕はfinagleという単語を初めて見たのですよ。。。

それなら、簡単なことですわ。。。finagleという単語は自動詞にも他動詞にも使える単語で「不正に入手する」「騙し取る」「欺く」「騙す」という意味があります。。。この場合だったら、「何とかうまく話をして、あんたに一部屋もらい受けてやるよ」ぐらいの意味だと思いますわァ〜。。。
なるほどォ〜。。。僕は英語を30年以上話し込んでいるけれど、映画を観ていると知らない単語や俗語がたくさん出てくるのですよ。。。未だに苦労しています。。。
分かりますわ。。。私だって日本の寅さんの映画などを見ていると、何を話しているのは全く分からないことがありますもの。。。外国語を習得するというのは、特に映画の会話を理解するのは本当に難しいと思いますわ。。。
そうです。。。そうです。。。ベティさんが、そう言ってくれるので、僕は少し安心しましたよ。。。

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【ジューンの独り言】

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ですってぇ~。。。
あなたも英会話、特にアメリカ映画を観て英会話を理解するのに苦労していますか?
ええっ。。。「高校の英語では、けっこういい成績をとったけれど、アメリカの映画を観ても、単語は聞き取れても会話の意味は全くわからないよ。。。どうしたら映画の英会話がわかるようになるんだい?」
20年アメリカの映画を観続けてください。。。そうすれば、少しは映画の中の英会話を聞き取れることができると思いますわ。。。
「マジかよう!? 20年観続けても、少ししか英会話が分からないのかよう!? バカバカしいから、観るのは止めた! 他に面白い話はないの?」
あなたが、そう言うのでしたら、たまには古代の面白い話も読んでみてくださいね。
■天武天皇と天智天皇は
同腹の兄弟ではなかった。
■天智天皇は暗殺された
■定慧出生の秘密
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■平和を愛したアイヌ人
■藤原鎌足と六韜
■古事記より古い書物が
どうして残っていないの?
■今、日本に住んでいる人は
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■マキアベリもビックリ、
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興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。
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とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。

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『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』

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ィ~ハァ~♪~!
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