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無実の罪

2023-01-12 03:00:25 | 映画・芸能界


 

無実の罪

 


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ケイトー。。。 『黒い司法0%からの奇跡』という映画を観たのォ~?


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そうです。。。英語の題名は『Just Mercy』というのですよ。。。

無実の罪で刑務所に入れられた人の物語ねぇ~。。。つまり、冤罪のドラマねぇ~。。。

そういうことです。。。バンクーバー市立図書館でDVDを借りて観ました。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



あらすじ


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『黒い司法 0%からの奇跡』(原題:Just Mercy)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。
監督はデスティン・ダニエル・クレットン、主演はマイケル・B・ジョーダンが務めた。
本作はブライアン・スティーヴンソンが2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。

ブライアン・スティーブンソンはハーバード大学のロースクールを卒業し、弁護士資格を取得した。
好待遇のオファーが複数あったにも拘わらず、ブライアンは使命感からアラバマ州で人権運動に携わることにした。
同州で受刑者の人権擁護活動に励むエバ・アンスリーの協力もあって、彼は小さな事務所を設立することができた。

1988年、ブライアンの元にとんでもないニュースが飛び込んできた。
ウォルター・マクミリアンという黒人男性が白人女性を殺した容疑で死刑判決を受けたのだが、彼が犯人であることを示す証拠は一つとして存在しなかった。

それにも拘わらず、検察側は誘導尋問などを駆使してウォルターを犯人に仕立て上げたのである。
しかも、州の司法当局は杜撰な裁判が行われたことに対して全く関心がなかった。

憤慨したブライアンはウォルターの無実を必ずや証明すると心に誓い、その弁護を買って出た。
当初、ウォルターは「大学出のインテリ先生に差別の何が分かるというのか」などと頑なな態度を取るばかりであったが、ブライアンの奮闘ぶりを眺めているうちに、彼に心を開くようになった。

こうして、ブライアンとウォルター、エバの3人は司法制度の不備及び黒人への差別意識という難敵と闘っていくのだった。

 






出典: 「黒い司法 0%からの奇跡」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



この映画を観て、ケイトーは考えさせられたのォ~?



そうです。。。日本でも冤罪で死刑になった人がいるのですよ。。。かつて、このことで記事を書きました。

 


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『死刑廃止』

 



アメリカでは日本とは比べ物にならないくらいに冤罪で死刑になった人がたくさん居るのですよ。。。映画の中でも、まず間違いなく無罪になる人なのに無慈悲にも、頭をツルツルに剃られ、電気椅子に座らせられ、高圧電流をかけられて死刑にさせられてしまうシーンが出てくるのですよ…。

 


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高圧電流を流して死刑にするなんて、ちょっと酷(むご)いわよねぇ~…。。。雷に打たれて死んでしまうようなものじゃない…。。。



そうですよ。。。アラバマ州では当時、高圧電流を流して感電死させる刑罰が行われていたのだけれど、酷いと言うので、その後、致死量の毒薬(チオペンタール)を注射して薬殺刑にする方法に変えたのですよ…。。。それでも、安楽死というわけにはゆかず、2016年に行われた薬殺刑による死刑執行では死刑囚が18分に渡って苦しんだことが報告されているのです…。

電気椅子での処刑から、注射による薬殺刑に変えられたというものの、それでも、冤罪で死刑にされる人がいるのでしょう?

そうです。。。だから、死刑は廃止すべきなのですよ…。。。映画の中の次のシーンを見てください…。

 


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Bryan Stevenson and his attorneys at the Equal Justice Initiative have won relief, reversals or release for over 140 death row prisoners.

公正な裁判を求める会のブライアン・スティーブンソンと同僚の弁護士たちは、死刑を待つ140人以上の死刑囚のために、冤罪を証明し無罪放免などの処置を勝ち取った。


 


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In 1986, Anthony "Ray" Hinton was convicted of a duoble homecide based almost entirely on a faulty ballistic report.
The prosecutor said he could tell Ray was guilty just by looking at him.

1986年、アンソニー・レイ・ヒントンは殺人用拳銃の間違ったレポートだけによって2重殺人の犯人にされてしまった。
担当の検察官はレイを見ただけで、彼が犯人だと見抜けたと言った。


 


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Bryan ultimately took Ray's case to the U.S. Supreme Court, and won.
In 2015, after nearly 30 years on death row for a crime he did not commit, Mr. Hinton was set free.

ブライアン・スティーブンソンはレイの殺人事件をアメリカ連邦最高裁の裁判に持ち込み無罪を勝ち取った。
無実で刑務所に送られ、ほぼ30年間もそこで過ごしたレイは、2015年に初めて自由の身となった。


 


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For every 9 people who have been executed in the U.S., one person on death row has been proven innocent and released, a shocking rate of error.

アメリカで死刑執行される9人のうち、一人は冤罪であることが証明されて無罪放免になった。
これは驚くべき間違いだと言える。


 


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After serving 30 years in prison, Ralph Myers was released in 2017.

30年刑務所で過ごしたラルフ・メイヤーは、2017年に冤罪が認められ自由の身となった。


 


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Tom Tate remained the sheriff of Monroe County for 32 years, until his retirement in 2019.
He was re-elected six times after Walter's release.

トム・テイトはモンロー郡の保安官を32年間勤め2019年に退職した。
無罪であるにもかかわらずウォルターを逮捕したトム・テイトは彼が無罪放免されたあとでも、保安官に6回再選された。


 


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In 1993, a new investigation confirmed Walter McMillian's innocence and implicated a white man strongly believed to have murdered Ronda Morrison.
But no charges were ever files.

1993年、殺人事件が改めて再調査されてウォルター・マクミランの無実が証明され、ロンダ・モリソンを殺した白人の犯人が浮かび上がったが、彼は逮捕され、裁判にかけられることはなかった。


 



とにかく、死刑を執行してしまうと、あとで冤罪だと判った時には、もう取り返しがつかない…。



そうよねぇ~。。。“覆水(ふくすい)盆に帰らず” だわ。。。

米国で行われている死刑には、色々な問題があるのですよ…。

 



アメリカ合衆国では、かつて生命までを奪わない「強姦を罪状とする死刑」が横行していた。
1870~1950年までに強姦を理由に771件が死刑判決を受けたが、そのうち701人が黒人であった。

人種差別との批判が相次ぎ、1972年に連邦最高裁によって「強姦を罪状とする死刑」は違憲判決が出された。
しかし、判決が成人が対象であったことから、「未成年に対する殺害を伴わない性犯罪の再犯者」へ死刑が適用される州法がサウスカロライナ州、フロリダ州、ルイジアナ州、モンタナ州、オクラホマ州の5州で成立していた。

この殺人を犯していない性犯罪者に対する死刑適用は過酷であり、憲法違反であるとの強い批判があったが、連邦最高裁は2008年6月25日にルイジアナ州で8歳の少女を強姦したケネディ対ルイジアナ州事件に対し「非道な犯罪であっても、被害者が死んでいない事件で死刑を適用する法律は、残酷な刑罰であり合衆国憲法に違反し無効」という憲法判断を5対4の小差で判断し、ルイジアナ州法の「13歳未満に対する強姦犯罪に死刑が適用される」との規定を違憲とした。

なお、この連邦最高裁の違憲判決に対し、バラク・オバマ(後にアメリカ大統領に当選、当時は予備選挙中だった)は「強姦に対する死刑」を肯定する発言を行い、違憲判決を批判している。

近年の犯罪捜査ではDNA鑑定が導入されてきた結果、過去に死刑判決を受けた数多くの死刑囚の冤罪が明らかになり全米に大きな衝撃を与えた。

1973年から2001年までにアメリカ国内でDNA鑑定で96名の死刑囚の無罪が判明し釈放されているが、特にフロリダ州では21名も釈放されており、フロリダでは5名の死刑執行が行われる間に2名が無罪放免になったという。

そのため2004年には連邦議会は有罪判決確定後もDNA鑑定を受ける権利を保障した、冤罪者保護法(Innocent Protection Act 2004)を成立させた。




出典: 「アメリカ合衆国における死刑」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



人種差別も問題だけれど、やっぱり、冤罪があとを絶たないのねぇ~…。DNA鑑定で96名の死刑囚の無罪が判明し釈放されているという事実は、かなりショッキングよねぇ~。。。



この96人も、もしDNA鑑定が導入されてなかったら、死刑になってこの世に生存していなかったのですよ…。

やっぱり、無実の人を死なせないためにも、死刑は廃止されるべきよねぇ~…。

その通りですよ。。。




初出: 2021年3月10日



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも死刑反対ですか?

ええっ。。。 「そういう恐ろしい話はいいから他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


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『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


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『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


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『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』

『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『ペンタゴン・ペーパー』

『南米の富士山』

『ダンケルク』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

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