獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

バスを待ちながら

2007-01-04 19:50:51 | 網膜色素変性症と私
  仕事始め。いいかげん連休にも飽きたころ、ちょうどよい。

  ありあまる時間よりも、つくった時間のほうが有効利用できる。連休中にハロプロDVDを見るよりも、仕事終わりの1日終わりの寝る前にハロプロDVDを見るほうが効用大。

  さぁこれから1年仕事がんばるぞっと!!。まずは6月のボーナスまではがんばるぞっと!!。

  できることならいつまでも今のようにお気楽な生活をしたい私。されど網膜色素変性症な私デスペア。徐々に視野が狭窄していく病。なかなか長いスパンの人生設計を描けない。

  久しぶりに会社帰りのバスに乗る。途中100円ショップで買い物。あたりはまっくら。またバスに乗る。バスがくる。バス停で待つ私。

  バスが止まる。ドアが開いたことを知らせるブザー音がなる。網膜色素変性症な私。視野が狭く薄暗いと見えない。バスのドアが分からない。

  関西のバス。乗車口は後方。前方はおりるドア。

  私の視界にドアが見える。私の左側にドアが見えた。おりるドアだと勘違い。実はそれが乗車口。「あそこがおりるドアだから、乗車口はもっと後ろだな」と納得の私デスペア。バスの後ろ方へとかにあるき。

  すこしかに歩きで目の前に明るい光。「はぁはぁん。ここが乗車口だな」。一歩前に踏み出す私。しかし、バスの乗車口にあるステップ(段差)がない。一歩踏み出すも平坦な道。道路の道。

  そこはバスのテールランプが照らす道路だった。テールランプの明かりを、乗車口の灯りと間違える私。発車するバス。道ちょっと半ばで立ちつくす私。

  あぶないあぶない。これからはしっかりもっとドアを見なくちゃだな。

  私が乗車口を降車口と見間違えたのには、ばらばらな乗車口も原因。さいきん車いすでも乗り降りなんとかできるバス、ノンステップバス、ワンステップバスが普及。そのバスの乗車口はバスのまんなかにある。そのためいくらバス後方を探しても乗車口はない。

  車いすの人にとっては便利なバスだが、視覚障害者にとっては入口の位置がわからないバス。

  世の中って難しい。

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