何十年も前、大学の共同研究施設にお世話になった。30代の終わりからずっと世話になりっぱなしであったのに、学位論文はいうに及ばずしっかりした論文も物にせず、無為な研究に明け暮れていた。ただ、愉しかった。施設に付属した宿舎には中国から多くの研究員、というか立派な大学の教員の方々が滞在された。少しでも話したいと、職場近くの中国語講座に通ったが、研究同様にモノとならない。我得了流行性感冒とか北京的秋天 くらいしか脳裏を行き来しない。同じように、研究でFe-Cr-Ti三元系状態図を明らかにしたいことがあり(カイ;χ相だったなぁ~懐)職場の賢いK先輩にロシア語参考書を借り、辞典を買い求めたものの、これもそれっきりとなった。ま、そんなものです、私の人生。
では、現実。8/27~8/30の4日間は表題どおり、晴天の下コンバイン稲刈りにいそしんだ。田は4枚、計90a余りを刈り上げるから一日1枚の仕事目途。第3日目の日曜日にはナイトシフト明けの息子が一日コンバインを動かしてくれたが、3日間はほぼお一人様。気を遣ってくれる妻にはありがたいが、コンバインの入り口さえ稲草を刈り取ってくれれば、あとは邪魔!!(もったいない、スマン)なくらい、引き取ってもらう。
盆の頃からの長雨で田の乾きが遅く、どの家も例年より遅い刈だしである。しかし、8/24の地蔵盆明けからはカラカラの好天が続き、絶好の刈り取り日和。TV天気予報で言うとおり残暑はあるが、ありがたいことに涼しい?風が吹いてくれてコンバイン上でも苦にならない。作業は進み、昨日の3反マチの分はJAライスセンターに持ち込んだ。我が家だけで始末しようとすれば、自宅の乾燥機+籾張り込みホッパーが満杯となり、どこか1日はコンバイン作業を中断して、3反分ほどの籾を摺り上げる;臼摺作業が必要となる。昨年から一枚の分をライスセンターに持ち込んで、臼摺作業は1日で終える楽を?覚えた。これも世の流れ。それにしても今年の米価はまたまた下がる一方 と。
今日までのコンバイン作業で疲れ気味、何よりも呼吸器が不全ではあるが、欲ドライブは健在。涼しくなり加減の夕刻近く、コンバインで破砕せずに置いた稲草;藁 を集めて畑用途にと取り込んでおく。明後日から雨模様らしい。
面倒だから、写真+キャプションで4(5)日間を。
第1日目の2反マチ、右下にコシアカツバメの滑空
燕の羽色も艶が無く、汚らしい(スマン)
ツバメの滑空、コンバイン作業で稲草からバッタなどが飛び立つのを狙って
ツバメが舞う
第3日目、愚息が刈る川沿いの1.5反マチ
柔らかい田面で刈り取り苦労した3反マチ。周回できないので部分刈りをする。
その3反マチの分をRCに持ち込む。巨大ホッパーに放出。
8/31涼しくなった夕刻;藁の取り込み。
精農Yさんは隣で田圃焼きの煙をあげる。