欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

コンクリートに木片混入は、『欠陥でない!』

2013年10月08日 09時45分10秒 | 皆様からのご質問にお答えします



『建築士が知らない訳はないのに…』



よく、怪しげなインスペクターの投稿した「写真」「動画」に、マンションの

コンクリートの中に、「木片」が混入しているものが、あります。



でも、こんな事は、オムレツに卵の殻が、混入してるのと同じ位、よくある事

なのです。



「欠陥か?」と言うと、「欠陥ではありません!」




鉄筋コンクリートの建物は、通常、鉄筋を複雑に組んで、その回りを、ベニヤ

板で箱を作って、そこに、コンクリートを流し込んで作ります。


ですから、作業中に出た「木片」が、下に落下し、そのまま、コンクリートの

中で、固まってしまう事は、日常茶飯事です。



…では、なぜ、「木片」を落とした時に、拾わないのか?



「実際は、拾いたくても、拾えないのです!」



作業している現場の下には、剣山の様に、鉄筋が組まれて居て、危険で作業員

が、拾う事が、出来ないのです。


もっと、正確に言うならば、拾いに行くスペースも無いのです!




…こんな事は、建築士なら誰でも知って居ます!

なのに、インスペクター(実はタダの建築士)は、「欠陥!」「欠陥!」と、

大騒ぎをする訳です。



「欠陥」で無いモノを、大げさに騒いで、金を要求するのは、紳士的であり

ません。



この様な行為を、『悪質なゆすり』と、言います!



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