読む日々

テーマばらばらの読書日記

ひと月の夏

2010-10-21 | 
「ひと月の夏」J.L.カー/著 小野寺健/訳

第一次大戦でつらい経験をし、妻にも逃げられた青年が、イングランド北部ヨークシャーにある小さな教会で壁画の修復作業に当たる事になります。そこで、遺跡(というか墓)の発掘にあたるもう一人の青年と友情を育み、また牧師の妻(とっても綺麗な)との淡い恋(って何もないけど)が描かれた本でした。

当時のヨークシャーの様子が目に浮かぶようです。(今のヨークシャーも知らないですが)
遠い国の遠い時代なんだけど、なんだか懐かしいような。

そして大した出来事も起こらず、淡々と進む物語。

昔見た映画で、松たか子と緒方直人が出てた(と思う)「東京日和」(だと思う・・^^;)という映画の、淡々っぷりが思い出されました。結構好きです、こういうの。

なので、満足度80