「そして、ぼくの旅はつづく」サイモン・フレンチ作
訳者・画家の名前控える前に返却してしまった
3歳で父、エミールを亡くした少年・アリは、母とともに母の実家へ身を寄せる。
昔、オーケストラの一員だった祖父(ドイツ語でオーパ)からバイオリンの才能を受け継いだアリ。
母とともに、世界各地を数年に一度旅をするうちに、母はオーストラリアで再婚相手と知り合い、アリは大好きなオーパとオーパの農場を離れ、オーストラリアで母と継父と、音楽カフェを経営する家族となる。
人見知りしない、のびやかな性格かと思っていたアリだけど、実は心を閉ざしていたらしい。
そして逢えないまま祖父を失い、祖父の農場を継いだ親戚から、実の父の遺品等が送られてきて・・
そして祖父のバイオリンを託された時、やっと本来の自分を取り戻していく。(のだと思う、たぶん)
とってもいいお話でした。後半、オーパが亡くなる時とか関係なく、なんだかじわじわっと涙が出てきて止まらなかった。
児童書なのかどうかわからないけど、これは子どもに読ませたい