重松清「また生活の春へ」
大震災後の喪失と、新たに生きる姿を、近くからや遠くから描いた7編の短編。
・トン汁
昔 母を亡くした男性。兄姉と父と支え合って乗り越えた喪失の象徴のトン汁を、被災地のボランティアでふるまう。
・おまじない
4年生の1年間、海辺の町で暮らした女性。震災後いても立ってもいられず現地へ。自分が友達に教えたおまじないが現地の小学生に長年伝わっていた。
・しおり
幼なじみの男子は、震災のその時たまたま海岸にいた。彼に貸した本に挟まってたしおり。
・記念日
被災地にカレンダーを送った家庭。すでに書き込んでいた記念日を消したのだが、受け取った人は知りたい、と。日常が貴重なんだ。
・帰郷
原発事故で故郷を追われた。区長として、一時帰宅の日に例年通りの祭りを企画するが。
・五百羅漢
昔 母を亡くした。幼すぎて覚えてない母を、叔母は五百羅漢から見つけろと。
月日は流れ、昔受け持った生徒が津波で消えた。その町を訪ね、彼の娘に幼い頃の自分を重ねる。五百羅漢に君のパパはいるよ、と。
・また次の春へ
津波で両親は行方不明。死を受け入れられない。自分は肺ガンか?。娘が結婚、来年には孫が。続いていく命。
泣きました。
でも満足度は80くらい。
大震災後の喪失と、新たに生きる姿を、近くからや遠くから描いた7編の短編。
・トン汁
昔 母を亡くした男性。兄姉と父と支え合って乗り越えた喪失の象徴のトン汁を、被災地のボランティアでふるまう。
・おまじない
4年生の1年間、海辺の町で暮らした女性。震災後いても立ってもいられず現地へ。自分が友達に教えたおまじないが現地の小学生に長年伝わっていた。
・しおり
幼なじみの男子は、震災のその時たまたま海岸にいた。彼に貸した本に挟まってたしおり。
・記念日
被災地にカレンダーを送った家庭。すでに書き込んでいた記念日を消したのだが、受け取った人は知りたい、と。日常が貴重なんだ。
・帰郷
原発事故で故郷を追われた。区長として、一時帰宅の日に例年通りの祭りを企画するが。
・五百羅漢
昔 母を亡くした。幼すぎて覚えてない母を、叔母は五百羅漢から見つけろと。
月日は流れ、昔受け持った生徒が津波で消えた。その町を訪ね、彼の娘に幼い頃の自分を重ねる。五百羅漢に君のパパはいるよ、と。
・また次の春へ
津波で両親は行方不明。死を受け入れられない。自分は肺ガンか?。娘が結婚、来年には孫が。続いていく命。
泣きました。
でも満足度は80くらい。