読む日々

テーマばらばらの読書日記

スピリット島の少女

2016-04-25 | 絵本
「スピリット島の少女ーオジブウェー族の一家の物語ー」ルイーズ・アードリック作 宮木陽子訳



五大湖の1つ、スペリオル湖に浮かぶスピリット島を襲った天然痘でただ一人生き残った赤ん坊。彼女は同じ部族が住む別な島、モーニングワネカーニング島の女猟師に助けだされ、ある一家の娘として育てられるが、7歳からの1年で彼女に起こった出来事を追う物語。

作者は実際この部族の血を引くらしい。
アメリカ開拓時代の、インディアン側の物語は珍しいらしい。

この時代の天然痘の恐ろしさ!!

主人公に懐くカラスのアンデグが可愛い。

自然と生きる楽しさと厳しさを感じられる1冊。
オマーカヤズには幸せになってほしいな。