読む日々

テーマばらばらの読書日記

ラストレシピ麒麟の舌の記憶

2017-03-17 | 小説・現代
「ラストレシピ」田中経一



友達に勧められ購入。
別な友達から誕生日に図書券とブックカバー貰っていたし^_^


で!
帯の通り
極上の料理☓驚愕のミステリー

でした。

人生の最期に食べたい料理を作って食べさす「最期の料理人」充が、中国共産党料理界の重鎮、楊清明の依頼で、太平洋戦争集結の時に散逸した、自身と、宮内庁料理人だった山形直太朗が満州の地で作り上げたレシピを捜してほしいとの依頼を受ける。

1930、40年代と現代が交互に描かれ、レシピ探しと共にいろんな過去が浮かびあがり、最後は驚きの結末。

手に汗握る展開と、ビックリしたけど納得のラスト。

最後泣いちゃった。

戦争の悲惨と関東軍のいやらしさ、に読んでて気持ちが落ち込む場面も。

けれど戦中戦後の悲惨とが描かれてこその物語だなぁ、と。


二宮和也主演にて映画化とのこと。

結末はネタバレになるから書かないけれど  

麒麟の舌の記憶

という副題に総てが込められています。


満足度100