読む日々

テーマばらばらの読書日記

君が降る日

2017-07-05 | 小説・現代
島本理生「君が降る日」

三編
表題作
長く付き合った枯れを事故で亡くした女性。喪失の苦しみを、事故車を運転手していた彼の先輩と分かち合いかけるが、やはり傷をなめあうのは違う、との結論に。

「冬の動物園」
幼い頃から長く付き合った彼に振られた女性になつく高校生男子。彼のお蔭で立ち直っていく姿。

「野ばら」
高校で出会った男女。女の子は友達だ、と思っていた。高校をでて彼に女の子の影が。そこで友情の終わりを嘆くと共に、実は高校のころは、男の子の方は彼女に恋してた、と悟る。


表題作より、二編目、三編目が良かったなぁ。若い女の子のヒリヒリする感じ、すごくうまく描かれてますね、いつものことながら。

野ばら。

後で気づくことってあるよね(。>д<)

満足度100