読む日々

テーマばらばらの読書日記

すべて真夜中の恋人たち

2016-01-12 | 
川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」

芥川賞作家だから悩んだんだけど借りてみた。主人公は成り行きで生きてきた34歳のフリーの校閲者。ふとした事で知り合った高校教師のおじさんと会って話すうちに恋をしてしまう。その心模様と顛末が、唯一の友人である編集者の女性との対比で進んでいく。
主人公は毎年誕生日は1人で真夜中に歩く。
中学生で同級生に奪われて以降男性経験なし。友人も欲しくない。一人が好き。
そんな彼女がいつの間にか恋した男性はうんと年上の高校教師。物理の話をするうちに惹かれて行く。その自分の心に気づいた時に訪れるパニック?
心の動きには激しく共感できるけど彼女の行動は謎すぎる。けど身動き取れない系の恋の気持ちはわかるかも。

切ないけど乗り越えた主人公は偉い。てかオトコの方が情けない。

満足度75

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