読む日々

テーマばらばらの読書日記

日本再興戦略

2019-08-22 | 
落合陽一「日本再興戦略」




知人より貸してもらい一気読み。これすごい。
いままでボワっと感じたり思ってたりしたことが明確に言葉になっている。

大きな枠での内容はこれから書くけど、自分の中でのシンクロ率もすごくて。
(いやかなり低レベルだけどさ)

・最近どうしても読みたくて買った古事記。古事記についても触れられていて、読むモチベーションがあがった!
・翻訳アプリ、誤訳多い、という知人多数いたけど、いやそれ、日本語を英訳しやすいように入力していないからさ、と常々語っていたことがそのまんま書いてある♪
・ネット怖いとか個人情報云々とか、むやみに怯える同年代も多数。そしたら何もできないでしょうよ、と思ってたら、若い人たちはそういう抵抗感少ない、って。ほらね。


で、内容は、
150年続いた明治以降の「近代」日本がまだ息づいているが、もうそれは終わりにしないといけないよ、と。
テーマは「日本」のアップデート。
日本人の特性にあった国造りをしていこう。「欧米」を見習ってきたやり方はいらない。「欧米」は日本人の脳内のユートピア。
そもそも欧州と米国は別物。欧州も一つではないし。それらをひとくくりにして、部分部分で真似をしてきたからうまくいっていない。
1945以降、足並みそろえて全体観で進んできたけどこれからは個人の時代。代替性の高い人類を生産する必要はなくなった。それらはAIでなんとでもなる。
日本はもともと文化も多様。各時代ごとにまったく違う。だから変えても大丈夫。機械親和性も高い国民だからAI化も難なく受け入れられる。
しかも少子高齢化だから、それせに反対する暴動もない。足りない労働力を機械が代わってくれるのだから。
そしてそれらの技術やシステムを日本より遅れてやってくる世界の少子高齢化へ輸出しよう。

そして日本人は天皇さえ本物なら、あとは機械に指示されてもたぶんO.K。もともと天皇がいて実務は官僚がしていた国。明治から1945までが違っただけ。

ワークライフバランスからワークアズバランスへ。日本人はもともと生活と仕事が一体化していた。バランスとしての士農工商を復活させる。
生き方としては殆どが百姓になる。百姓とは百の仕事ができる人、という意味合い。みんなフレキシブルにさまざまにコミュニティに属し、行ったり来たりを気軽にしつつ
「生業」を保障されることで安心して生きていける。

というようなことが描かれていていちいち納得。かなり感動。日本が生き残る道はこれだ!みたいな。
国防についても、機械防衛軍作ろう、とか、アタマよすぎでしょう。

で、こういう国を作るうえでの国民の意識改革・教育改革などについて超具体的に解説されてます。
本当に読んでて楽しかった。
自分が今から何ができるかはわからないけど、おじさん・おばさんも意識が変わることで、そういうことで国も変わっていくのではないかな。

ノートにまとめたのでさらに読んでいきたいです。

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