読む日々

テーマばらばらの読書日記

ロザムンドおばさんのお茶の時間

2011-01-05 | 
「ロザムンドおばさんのお茶の時間」ロザムンド・ピルチャー作/中村妙子訳

 年末に予約していた本を昨日借りうけました。短編集です。読みやすいので一気読み
今回も期待に違わず、とってもいいお話ばかりでした

特によかったのが
思春期の入り口に立つ女の子と、年若い継母との関係が一転したひとときを描いた「父のいない午後」

母を亡くしたばかりで若い妻をもらう父親っていやだなあ、とか思いながら(まして娘がティーンエイジャーなのに)
継母が突然産気付き、女の子は実母から聞くとはなしに聞いていた出産の話を思い出し、精一杯妹が出てくる手助けをします。

すべてが済んだ後、二人の間の空気は一変、「家族」になるお話。
継母はいい人だったからよかった。いい人だから再婚したんだろうけど。

あと 似たようなお話で、10才の少年が田舎に住む姉の家に療養に行き、そこで嵐の翌朝、義兄の留守中に姉が産気づき、
少年が頑張るお話もよかった


全部いいんですけどね。胸があったかくなるお話ばっかりです。

満足度95

最新の画像もっと見る

コメントを投稿