ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

読了!

2008年09月08日 21時17分34秒 | 生活
少しずつ、少しずつ
大事に読み続けていた
山崎豊子の

「大地の子」全4巻(文春文庫)



ついに今日
最後の章を読み終えた。

北京五輪の舞台の中国。
近くて遠い国。
反日感情の理由も
中国国民の辛苦も
ほんの少し、その一端を
垣間見させていただきました。

ホントに、私たちが
生きていた時代に
どれだけ大変な生活をしてきた人がいたことを
知らずに生きてきたことを
反省してしまったよ。
(歴史は苦手分野なんでね~)

この本を薦めてくれた人が
言ってたように
近くて遠い国
中国のことを、もっと知りたくなる作品です。

主人公「陸一心」が
最後に言った言葉が
この小説のタイトルになっています。

「大地」

この揺るぎなく、果てしなく
大きな母なるものに
見守られて
育てられてきた彼の人生。

壮絶な歴史的事件を背景に
残留孤児の人生を
淡々と描いた
秀逸の作品でした。

山崎さん、ありがとう。