ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

メルトダウン

2011年03月14日 21時57分35秒 | 最近の出来事

核分裂というのは、
燃料がある限り際限なく起こる。
簡単に言うと、
ひとつの核が分裂するときには
膨大な熱と中性子が発生する。
その中性子が、
別の核の分裂を促し
連鎖的に分裂が広がっていく。

その中性子を吸収しやすい材質でできている
制御棒がその分裂の動きを制御することで、
原子炉は安全に制御することができると、
こういうわけである。

今回の福島第1原発の事故は
この制御棒が投入された後で、
核分裂の連鎖反応が止まった状態で起こっている
といわれている。
加熱された燃料棒は、
分裂が止まった後は徐々に冷やしていかねばならない。
その際に水で冷却するのだが
その水を送り込むポンプが
何らかの不具合を起こしているのだそうだ。
もし、この状態で制御棒も入れられず、
水もなければ核物質が存在する限り
分裂を繰り返し、地球に穴を開けていく。

それはやがて地球を貫通し、
アメリカの場合
地球の裏側にある中国まで達するのではないか
といわれているのが、いわゆる

「チャイナシンドローム」

というわけだ。
このたびの地震で起きた福島原発の事故は、
政府によって逐一会見が開かれ、
状況が報告されているが、
どうも奥歯に物が挟まっているように
聞こえて仕方がない。

第一に、核分裂が止まった状態で、
炉心が溶融するというのは、
doironの浅い知識では
理解しがたい出来事である。
第2に圧力を下げるための弁や
そこに設置されているヘパフィルターに不具合があり、
圧力放出時に放射能も一緒に放出される恐れがある
とのことであるが、
それは原子炉の生命線の部分である。
それが、今回の地震で
簡単に破壊されているようでは、
他の原子炉の周りにいる住民も
気が気じゃないだろう。

放射能の拡散のことも考えると、
炉心溶融(メルトダウン)は
地球規模での事故である。

地震・津波の被害の報告ももちろん
刻一刻と情報開示すべきだろうが、
それは国内での問題にとどまる。

この原発事故の情報こそ、
今、世界が最も注目している情報であろう。
言葉を飲み込んだり、
のどにつめたりせずに、
きちんと事実を伝えるとともに、
被害を最小限にとどめる努力に
全力を注ぐべきときだと思う。

そんなことは言われなくても・・
の世界だろうが、
言いたくなる様な対応に思えて仕方がない。

今日は3月14日。
本来なら国民こぞって
doiron生誕55周年を
盛大にお祝いする日なのだが、
こんな状況ではいた仕方ない。

ひとりでローソンのウチカフェティラミスを
モグモグしようっと。