結婚した当初、ミセスdoironが
嫁いできて、
近所の人が
「いてるけ~」などといいながら
勝手にどんどん家の中に入ってきたり
おばあちゃんが上半身の下着もつけずに
シルバーカーを押して
歩いている光景をみて
仰天したそうだが、
もっと驚いたのが
doiron自身が、実家周辺では
コテコテの泉州弁を使うことだったという。
泉州弁というと
末尾に「け~」がついたりするのが
特徴なのだが
泉州弁を知らない人にとっては
そういう文化圏に入ると
少々戸惑うような、
いわばちょっときたない言葉だったりする。
これまでの職場は
いわゆる「河内」地方にあった。
河内といえば、これもやはり
言葉がきれいじゃないみたいなイメージが
あるのだが
せやけど、泉州弁の比ではないように
思っていた。
なので、前の職場では
泉州弁も封印していたが
地元に帰れば、周りがみんな
泉州弁なので
知らず知らず出ていたんじゃろね。
そしてこの春、
地元で新しく仕事を始めるという
環境の中で暮らすようになったdoiron。
周りがみんな泉州弁になったので
話はほとんど泉州弁で
通じるようになった。
これがとても、なんだか心地いいのだわ。
人と仕事の話をしていても
こてこての泉州弁で話ができるので
肩ひじ張らずに仕事を遂行していける
そんな気がしているんやわ~。
もともと泉州弁自身も
そういう気取らない、
庶民的な言葉だしね。
なんぼえらいこと言うちゃっても
うちらみんな仲間やんけ。
連れもっておもろう仕事しょうや~
てなもんだ。
心を解放すると
自然に出てくるちゅうのは
よくあること。
生まれ育ったところの
方言てなもんは
長い間、抑えていても
やっぱり忘れてないもんやね。
まるで母の胎内にいるような
安らぎの中にいるみたい、
ってのはちょっとオーバーちゃうけ~。