石山寺といえば、
やはり紫式部が出てきますねえ。
琵琶湖に写る月の風情を見ながら
物語を作っていったようです。
doironもたまにはお絵かきに
添える言葉を考えながら、
自分の頭の中を旅することがあります。
ぐるぐると思考をめぐらして、
出てきた言葉を書いてみると
「ちょっと違うなあ」といいつつ、
またまた頭の中の旅を続けます。
それを何度か繰り返して、
ようやく出てきた言葉を
仕上げていくのですが、
でもねえ、何かの拍子で
あああの時の言葉は
こちらがいいなあとかいうのが
ふと浮かんできたりするので
困りものです。
そういう頭の中を旅するのに、
ちょうどいい環境というのがあるようで、
doironの場合は散歩中で
あったりするように、
紫式部は琵琶湖に写る
月だったりしたんですねえ。
大きな山門のところには、
「三鈷の松」というのがあります。
東海道名所図会にも
ちゃんと描かれているそうです。
石の構造物なんかは
少しの期間残りますが、
こういった生きた木なんかは
年月によっては微妙な
遺物になるようですねえ。
で、石山寺に入っていきますと、
おおきな岩の斜面が見えてきます。
これは硅灰石というものらしいです。
石灰石が、熱を持った
花崗岩に加工されたものです。
こういう石が沸いて出てきているのが、
「石山寺」の名前のもとに
なっているんですねえ。
そして以前この山寺を
ぐるりんと回ったことがあります。
展望台も行ってあるいていると、
なんか結構大きな生き物が
参道を歩いていましたね。
写真を撮って帰って聞いてみたら
アナグマでしたねえ。
なのでけっこう山深いところまで
ここのお寺があります。
おさめ札を入れ、線香をたき、
ろうそくに火をつけて
賽銭を入れ、朱印を本殿で
申し込んでいきましょう。
ここでも1300年の印をついた
朱印をもらいます。
これでdoironは11社目ですねえ。
三十三か所の三分の一が過ぎました。
さあ、これで今回の目的は達しました。
あとは車に乗って帰るだけですが、
前に来た時に1件だけ
感じのいいお店があったし、
時間もまだ早いので
お茶を飲んでいくことにしました。
店の名は「ほとりカフェ」です。
瀬田川のほとりにあるからかなあ。
店の人がとても親切で
サービスが快かったので覚えてました。
ここで三時のおやつカフェを
して帰りましたよ。
本日歩いたのは、
石山寺から岩間寺まで行き、
バス停まで8キロ半。
南郷洗堰から石山寺まで
3キロ半くらいの、合計
約12キロくらいですかねえ。
芭蕉の岩間寺から
紫式部の石山寺まで
そんな文学の生まれ故郷を
しずしずと歩いた楽しい歩き旅でした。